2016/10/09

渋々・・・あった方がいいのはわかる

複雑な心持ちなのです
うちに来てくださったことがある方は記憶にあるかもしれませんが、門を
入ってすぐの広場の中心に円形の植え込みがあります。

そこには芝生と木を植えて、縁石のところに子どもたちが座って語りあう
というのが夕方の定番でした。

先日、いつものごとく福祉局の職員が調査に来まして・・・
前から言われていたんですが、「国旗掲揚台」を早く作れと・・・
ちょうどあの円形のところがいいじゃないか、と・・・

学校には国旗掲揚台があるし、子どもたちには国を愛してほしいので
国旗をうちのなかに掲げるのは全く反対ではありません。
家の中には国王と前国王(夫人も)の写真と国旗を掲示しています。

ただし・・・国旗掲揚台の設置費用は誰が???

ついに根っこまで・・・
児童養護施設として認められるには、設備にもいくつかの必須条件がある
ようで、その一つが国旗掲揚台。
他にも子どもたちの部屋は2段ベッド必須とかいろいろあるみたいですが、
うちは幸い昔から木製のがっちりした2段ベッド使用だったので新たに購入
というのは免れました・・・。でもないところはどうするんだろう・・・。

ということで、何度も言われてようやく作るに至った国旗掲揚台です。
ポール立てるのは業者さん
ちなみにもう一つ準備したものがあります。

これね
救急セット。
いやいや、うちは15年前からあるし。
多少のけがや病気に対応できるように、常備薬も消毒やガーゼもあるんです。
もちろん体温計もあります。
福祉局の人にスタッフが見せたらしいのですが、「十分じゃない、このセットを
買うように」と言われた、と。

もうほんまに腑に落ちません。
調査に来た時に見せるためのセット・・・???
よく見たら、中身はたいしたものは入ってないし。うちにはうちがよく使う薬も
あるわけで・・・。

もちろんこれも自費購入です。

今まで行政が介入してくることが皆無でしたが、ここ数年はよく調査に来ます。
それ自体はよいことだと思うんですが、国から経済的支援を受けていないのに
あれもこれも準備しろと命令されて、どこまでの施設がそれに素早く対応できる
んでしょうね。

うちは幸い今のところ何とかなっていますが、まだあと一つあるんです。
それはまた今度書きます・・・。

とにかく、子どもたちが健康で国を愛する心を持てるよう、私たちは日々の
かかわりを大事にしたいと思います。
モノだけそろえても十分ではないですからね。

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