今年の絵画展は、和歌山から始まり東京、藤沢、神戸と開催予定です。
和歌山絵画展
児童養護施設スナーダイ・クマエの子どもたちの日常やお知らせなどを発信しています
今年の絵画展は、和歌山から始まり東京、藤沢、神戸と開催予定です。
和歌山絵画展
今月初めに約1週間、プノンペンに出張していました。
主な目的は、社会福祉省でのMOU締結式典に参加することです。
団体代表のラーヴォ(2006年卒)が代表席に座り、長官との調印式でも堂々と振舞ってくれました。
今回、全国で17団体、シェムリアップ州からは3つの児童福祉関連団体がMOUを締結。
スナーダイ・クマエは3年前に続き更新手続きということになります。
MOUは、これからどのような活動を行っていくかの基本合意書となるので、申請時には私たちの細かい活動内容や今後の予定、予算なども提出しています。
かといって公的な補助金が出るわけではないのですが、昨年の施設認定証の交付により活動内容が政府からも認められ、今回のMOU更新と共にカンボジアの社会において意義ある活動であることを公的に認めていただいたことになります。
子どもたちには、そういう場所で教育を受け、育ったのだとあとで理解してもらえたらいいなと思っています。
そして、かつてはみんながサッカーするのを座って見ているおとなしい少年だったラーヴォがこのような場でも堂々と代表の務めを果たしてくれたことを頼もしく思っています。
長年にわたりご支援くださる皆さま、本当にありがとうございます。
すっかりブログの更新が遅くなりました・・・。
まずは直近のトピックを載せたいと思います。
5月16日に新しい子どもの受入れを行いました。
シェムリアップ市の児童福祉課の要請です。
協力団体の国際NGOフレンズの職員さんも |
今年から州の児童福祉課ではなく、シェムリアップ市の児童福祉課と連携することになりました。
パニャー・14歳 小学6年生(写真左) |
事前に子どもたちには新しい子が入ってくること、自分が初めてスナーダイ・クマエに来たときの不安な気持ちを思い出して、新しい子が少しでも安心できる対応で接してあげてほしいと話していました。
夕食時にお互い自己紹介 |
事前にお願いしていたので、子どもたち全員が歓迎ムードで特にレアクサー、スレイペッ、ソポアンとはすぐに打ち解けた様子でした。
ワットボー小学校の校長もスナーダイ・クマエの活動に理解があるので、学期の途中でも入学手続きをすぐに完了してくださいました。
翌日からすぐに学校にも |
学年でいうとルーと同じなのですが、ルーは男の子なのでやはり同じ小学生のレアクサーのほうが気が合うようです。
スナーダイ・クマエの子どもたちと会う前は少し緊張しているような表情だったのですが、自己紹介して夕食を共にしてからはすっかりなじんでいました。
新しい子が不安な気持ちをいつまでも抱えずにすむのは、子どもたちが迎え入れる体制を整えてくれているからでもあるんです。
大人の言葉よりも子どもたちの態度、表情が一番伝わるものですね。
今年の女神降臨時間は、午前4時48分・・・。
なんとも微妙な早朝に(笑
毎年降臨時間は変わりますが、何時であろうとその時間に女神さまをお迎えするのがスナーダイ・クマエ。
夜明け前、真っ暗です |
年長のマカラーがみんなのためにお線香を配ってくれていました。
最初は眠そうだった子どもたちもお線香を供えるときは神妙な面持ちに。
お祈りが終わったらほとんどの子は自室に帰り再び眠りに・・・。
台所をのぞいてみたら、コンとマカラーが朝食の準備をしてくれていました。
みんな定期的に当番が回ってくるので、朝食づくりはお手のものです。
コンは上手に卵焼きを作っていました。
私も部屋に帰ろうとしたときに空を見上げると、きれいな朝焼けが見えました。
これもお正月の恒例ですが、お正月休み期間のどこかでみんなの食べたいものを作って食べる日があります。
今年は、ノンバンチョ カリークマエ(米麺にスープカレー)とチャー ミールーン(焼きそば)です。
どっちも麺・・・と心の中で静かにつっこんだ関西人がいることは黙っておこう・・・。
ビュッフェ形式なので、みんな思い思いに・・・。
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ジュースが飲めるのも特別な日だけです |
マカラーは焼きそばにスープをかけてました笑 |
カンボジアのお正月休みは、国民全員が一年で一番楽しみにしている長期休暇です。
つまり子どもたちの学校も2週間ほどお休みとなり・・・、大人は子どもたちを楽しませるために大忙しになるということです。笑
この日は2組に分かれてゲームをしました。
スタッフからルール説明 |
10種類のゲームが始まります |
毎年、ゲームの始まりは「壺割り」から。
中にアメ玉が入っているので割れるとアメ玉争奪戦になります。
今回はトラーとレアクサーが大当たりしたのですが、撮影に構えていたら破片が直撃してきてシャッターチャンスを逃してしまいました・・・。
「綱引き」
カンボジアでは特にルールもなくとにかく引っ張り合うので、日本でよくやるようなやり方を教えたら力が互角になり決着まで時間がかかるようになりました。
「自転車遅乗り競争」(おかあさん発案)
なぜか20年以上前から続く、スナーダイクマエの伝統ゲーム。笑
「マンゴー枝奪取ゲーム」
これは今回初のゲームです。大きい子が有利過ぎる上に、大きい子が容赦ないので笑ってしまいました。
お正月の遠足は、お弁当をもって遺跡やシェムリアップ州内の景色がきれいな場所、水遊びができる場所などに行っていましたが、今年はちょっと趣向を変えてできたばかりの水族館に行きました。
以前、上記のブログでお知らせしましたが中高生の通学用自転車を寄贈してくださった旅行会社で水族館の入場券を割引していただけることになりました。
初めてのQRチケットですでにドキドキ |
ひとまず集合写真を |