施設の創立者はインドシナ難民として1980年に日本に渡ったメアス・トミー氏です。
1995 年にカンボジアに戻った彼は難民として日本にいた頃からお世話になって
いた日本の方々の協力を得ながら、シェムリアップ州でスナーダイクマエという
団体を設立します。
スナーダイクマエは日本語で「カンボジア人の手によるもの」という意味です。
当初は学校建設や寺子屋での語学教育などが主な活動でしたが、 1998 年に
カンボジア内務省にローカル NGO登録をして、現在の活動を開始しました。
1998 年当時からスタッフはすべてカンボジア人で、貧困農村で子沢山の家庭から
養育不可能な児童や身よりのない子どもを預かっていました。
建物は高床式の小屋1軒で 20 名ほどの子供が生活をしていました。
子ども達は公立の小学校に通い、帰宅後は料理や掃除などのお手伝いをし、
夜は自習時間を設け勉強していました。
同時に日本語教育を始め、日本人ボランティアから日本語を学んでいました。
2000年に現在事務局長のメアス博子が管理運営責任者として赴任します。
同年日本からの支援によって2 階建てレンガ造りの建物が完成します。
その後子ども達の食堂兼語学教室も完成します。こちらも日本の慈善団体からの
支援で作られたものです。
自転車置き場や洗濯干し場、調理場などの整備も順次行い 2004 年 11 月には
男女別となった 3 階建ての新しい建物と伝統舞踊練習場も完成。
その後養鶏場や農場、サッカーグラウンドも手作りで完成させ生活環境がほぼ整
いました。(養鶏場は現在廃止)
また2004年ごろから地元NGO団体の要請を受け、虐待から保護された子どもたちを
積極的に受け入れるようにしています。
貧困という大きな社会問題から虐待に焦点を絞り始めたのはこの頃です。
現在もその団体と協力しながら虐待されていた子どもたちが健やかな毎日を
子どもらしくのびのびと過ごせる環境作りに努めています。
男女別となった 3 階建ての新しい建物と伝統舞踊練習場も完成。
その後養鶏場や農場、サッカーグラウンドも手作りで完成させ生活環境がほぼ整
いました。(養鶏場は現在廃止)
また2004年ごろから地元NGO団体の要請を受け、虐待から保護された子どもたちを
積極的に受け入れるようにしています。
貧困という大きな社会問題から虐待に焦点を絞り始めたのはこの頃です。
現在もその団体と協力しながら虐待されていた子どもたちが健やかな毎日を
子どもらしくのびのびと過ごせる環境作りに努めています。
2019年には施設卒業生であるラーヴォが代表になり、同時に長年指導員を
務めていたソカーが施設長になりました。
同年、シェムリアップ州福祉局より施設運営許可、2020年に社会福祉省から
施設認定証が発行されました。
現在は『生活指導』『公立学校での基礎教育』『スキル教育及びその他の教育』
により構成された規則正しい生活スタイルで子ども達への自立に向けた活動が
行われるとともに、カンボジア人の手による教育と組織運営を実現しています。
設立当時の様子
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