2011/12/30

よいお年を・・・

もうすぐ今年が終わってしまいますね。

私は一時帰国中ですが、ほぼ毎日スタッフたちから報告メールが
きます。

現在指導員主任のデットからは書類関係などの報告、指導員の
ダラからは子どもたちの様子が送られてきます。

私が孤児院に住むようになって11年、以前は帰国のたびに子ども
達のことが心配でした。
日本滞在期間を繰り上げてカンボジアに戻った年もあるくらいです。

それが今ではスタッフが細かく報告メールをくれるおかげで安心して
日本で過ごすことができます。


子どもたちからもメールが届くこともあるんですよ。

今年はスタッフの入れ替えが多くありましたが、デットを先頭にして
よくまとまってくれるようになったと思います。
子どもたちの雰囲気もここ数年で一番安定していたように感じます。


さて、カンボジアのお正月は4月ですので、おそらく現地ではまったく
年末気分ではないと思います(笑
1月1日がお休みになるだけで、あとは普通の日です。



子どもたちのこんな楽しそうな笑顔を守っていけるように
来年もスタッフと一緒にできることを一生懸命やっていこうと
思っています。

今年も本当にたくさんの方々に支えて頂きました。
ありがとうございました。

スナーダイ・クマエに関わって下さった皆様、どうかよいお年をお迎え下さい!

2011/12/25

クリスマスプレゼント

届きました。


先日天王寺でお目にかかった田原さんと川本さんの写真集。
メッセージ付きで届いてとってもうれしかったです。

お二人は旅の写真を展示して、この写真集を販売。
売上を私たちの施設に寄付して下さったのです。

写真だけかと思っていたら、中にはお二人の若さあふれるあつい文章が
ちりばめられていていました。

田原さんは「若者の調子乗った言葉と写真ですが」とおっしゃっていましたが
その年代にしか書けない感性があると思います。
後で読んでみてどう感じるかは別にしても、今思うことや感じたことをこんな
ふうに表現して残しておくことは素敵だなと素直に思いました。



田原さんのはだか色



川本さんのはだか色

孤児院の卒業生ラーヴォも今年はバックパッカーとしてバンコクに行った
そうです。
カンボジアに戻ったら、この写真集を卒業生たちや子どもたちに見せたいと
思います。

素敵なクリスマスプレゼント、ありがとうございました。

2011/12/19

はだかいろの二人

今日は天王寺で待ち合わせ。

田原洋平さんと川本周平さんに会うために。

以前このブログでも告知したのですが、お二人は世界一周旅行中に
知り合い、帰国後に写真展を大阪で開催されました。
写真集を販売し、その売上をスナーダイ・クマエに寄付して下さると
いうことだったのですが、私が帰国後に連絡を下さったので今日会う
ことになりました。


田原さんは私が不在中に孤児院に来て下さって、子どもたちの
ヘアカットをして下さったり、サッカーをして遊んでくれた方。
写真だけは拝見していたのですが、今日は実質初対面でした。

約束の場所に少し早く着いたので、先に座って待っていようと思った
瞬間目に入ってきた人・・・


うん??


もしかして・・・???


目の前にお二人が座っていました(笑


写真展は200名を超える来客があり盛況だったそうです。
川本さんは22歳、田原さんは25歳。
私が孤児院に住み始めたばかりの頃、ちょうど彼らくらいの年齢の
バックパッカーがよく遊びに来てくれたのを懐かしく思い出しました。
私も歳をとるわけです(苦笑


なんだかんだで結局5時間ほど?(笑)ほぼ雑談だったように思いますが
いろんなお話をして、最後に寄付金も頂きました。
領収書は必要ないと言われたのでその代わりにここに記しておきます。
総額42255円、写真集の売上や募金を確かに受け取りました。

最後に3人でパチリ。
実は二人とも180cm越えの大きな方だったのですが、150cmの私に
気を遣って身長を合わせてくれています(笑

今日は本当にありがとうございました。
お二人のつながりで写真展に来られ売上や寄付などに協力して下さった
すべての皆さんのお気持ちを無駄にしないように、今日頂いた支援金は
大切に遣わせて頂きます。

2011/12/15

車谷さんのライブ@京都

スナーダイ・クマエを応援して下さっている車谷浩司さん(Laika came back)。
現在はツアーで各地をまわっていらっしゃいます。

私は帰国直後でしたが、これを逃したらライブにはなかなか行けないと思い
絵画展のボランティアをしてくれている京都の学生さんを誘って一緒に行って
きました。

ライブの1曲目がいきなり「スナーダイ・クマエのうた」でびっくり。
聞きなれたメロディーですが、コウジさんがライブで歌う姿はカンボジアで
見せて頂いていたものとはまた違い、心にくるものを感じました。

ここに子どもたちがいたら喜ぶだろうなとか、他の曲の歌詞から自分の
これまでの人生や人とのかかわりなど、いろいろな出来事と顔を思い
浮かべながら聴くことができました。

特に「駿馬」という曲は、おだやかなコウジさんと力強い思いを持つコウジさん
どちらも感じられる素晴らしい演奏でした。
迫力にのまれそうになりながら聴きました。


もしかしたら行くかもしれないくらいの連絡しかしていなかったので、ライブ後
コウジさんに挨拶をしたらとてもびっくりしていましたが、喜んで下さっている
のもわかって私たちもうれしかったです。

グッズ販売の際に購入者の方々一人一人と握手し、サインして、言葉を交わす
コウジさんを見ていて、つながりを大切にする姿勢や生き方を感じました。

ライブ後、お疲れもあったと思いますが私たちと話す時間も作って下さった
コウジさん、ありがとうございました。
 コウジさんに「あんまりセンスないね(苦笑」と言われた、学生さんが
撮った写真(笑


その後、私が撮った二人の写真です。

コウジさんもこの学生さんも夏の絵画展でお手伝いしてくれているので
もしかしたら絵画展にお越し頂いた方は見かけているかもしれませんね。

いろんな人がスナーダイ・クマエを通じてつながってくれていると思います。


車谷さんの最新アルバム「Landed」、興味のある方はぜひ聴いてみて
ください!

2011/12/04

プノンペン・シェムリアップNGO合同会議2011・12

JNNC、カンボジアで働く日本人NGO職員のネットワーク。
私も6・7年前から加入させて頂いています。

月例会がプノンペンで開催されているものの、シェムリアップの田舎から
首都プノンペンまではバスで片道約6時間。
毎月参加するのはかなり厳しい状況です。

数年前よりそんなシェムリアップ人の環境をくみ取り、プノンペンの皆さんが
こちらまで来て下さって会議を開くことになりました。


今回の会場はうちの施設の語学教室。
なぜだか司会進行役をおおせつかった私。
普段は語学の先生が座る場所に着席(笑
足元に寝ている犬がほのぼの感を醸し出し、シェムリアップのゆるーい
感じになっていますね(笑
もちろん参加者の皆さんは真剣に会議に臨んで下さっています。


いくつかある議題の中のほとんどの内容説明をJVCの若杉さんがして下さった
おかげで本当に助かりました。
資料まで準備して下さっていて、すごい、できる女性!という感じでした。
さらにSHAREの佐藤さんも補足説明などをしてくださったので、普段月例会で
お話を聞く機会がなかなかない私たちも理解度が深まったように思います。


実はこの会議の前に孤児院の施設見学も皆さんにして頂いたのですが、
なんといっても大きなNGOの職員の皆さんを相手に・・・ですから、私は
手に汗で説明をさせて頂いていました(笑
同じNGOという分野で活動されている皆さんから評価を頂ける言葉も
かけて頂いて、私も励みとなりました。
ありがとうございます。


保健や教育の分野で活躍されている方々とこのような交流、意見交換の場を
持つ事が出来て勉強にもなりました。

今後の経済成長と共に様々な社会問題が予想されるカンボジアで、NGOが
担える役割、経済成長の基礎となる見えない部分での地道な貢献の意義を
改めて考えさせて頂くことができたと思います。

また来年もこんな交流、意見交換のチャンスをもちたいと思います。
ご参加の皆さん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。

2011/12/03

いってきます?いってらっしゃい??

明日プノンペンで実施される日本語能力試験。
今回は最年長(高校3年生)のサイハー(男子)とスレイニー(女子)が
受験します。

一方、シェムリアップでは明日アンコールワットハーフマラソンが開催
されるため、プノンペンのNGOで働く日本人職員の皆さんがこちらに
やってきます。


いつもなら私が子どもの引率でプノンペンに一緒に行くのですが、
明日のマラソンに参加されるNGOの皆さんとの会議が今日の夕方
予定されてるため、今回は主任指導員のデットに引率してもらうことに。


昨夜、自習時間に最後の追い込みをする二人を励ましに声をかけに
行ったんですが、サイハーは普通に勉強していました。


スレイニーはなぜかお風呂を掃除していました(笑
でもその気持ちわかります。
テスト前に掃除したくなりますよね?


今朝は出発前に二人が私の部屋に来たのですが、スレイニーは私の
顔を見て爛漫な笑顔で、


「いってらっしゃーーい」


うん???
おかあさんはどこにも行きませんが・・・(苦笑

横でサイハーが爆笑していました。


大丈夫かな、スレイニー・・・



一抹の不安を覚えたことは否めませんが(笑)、ともかく全力で二人とも
がんばってくれることでしょう。

卒業生のサヴィーも一緒に受験するので、同じバスでプノンペンに向かう
そうです。