2011/10/30

【おしらせ グッと地球便に友人夫婦が登場!】

2年前に私も出演させて頂きました、読売テレビの「グッと地球便」

今度の日曜の放送では、私の友人夫婦が紹介されることになり
ました!!


http://www.ytv.co.jp/chikyubin/oa/next.html
上記が次回放送の予告です。
佐藤智之さん、典子さん夫妻。私は公私ともに仲良くさせて頂いて
います。

だんなさんのトモさん(と呼ばせてもらっています)は淡水魚の専門家。
淡水魚といえばトンレサップ湖、トモさんは研究のためにカンボジアに
自費で移住してきたそうです。
トモさんの淡水魚にかける情熱は並大抵ではありません!(笑

奥さんの典子さんは元々美容師なので、こちらでも自宅で美容室を
開いています。
私も良くお世話になっているんですよ。
その美容室にも大きな水槽があり、私にはなんだかわからない
お魚たちがいつも元気に泳いでいらっしゃいます(笑


二人が切り盛りする「ボティアライフ」は、ナイトマーケット内にある
夜間限定のレストラン。
スナーダイ・クマエ養鶏場から卵を購入してくれていて、カルボナーラ
やクレープなどなどの食材として使ってくれているのです。

実はこのナイトマーケットでの撮影時には私と息子もお邪魔しています。
私が2年前に出演させて頂いた際のディレクターさんとカメラマンさんが
同じコンビでいらっしゃると聞いていたからです。
お二人とも関西の方なので、撮影が終わってからは関西のノリでかなり
大笑いしながら盛り上がりました。

それはさておき・・・(苦笑

二人三脚でカンボジア生活をたくましく生きている佐藤さん夫婦の
お仕事ぶりをみなさんにもぜひご覧頂きたいと思います!


「グッと!地球便」 読売テレビ
10月30日(日)午前10時25分~55分

*読売テレビなので関西地域中心で放送されるようです。
その他放送エリアは下記ご参考下さい。


2011/10/28

Inter FM Landed @スナーダイ・クマエ 第2回10月28日卒業生の巻!

先週金曜日の夜すでに放送されました、歌手・車谷浩司さん
レギュラーラジオ番組 Landed

今週の金曜日もスナーダイ・クマエで収録したものが放送されます。

先週に引き続き、私、そして卒業生3名が収録に参加。

今度は卒業生へのインタビューがメインとなっておりますので、
施設で学んだ日本語がどれくらいのレベルなのか実際に皆さんに
わかっていただけるのではないかと思います。

中でも、出会ったときは高校生だったパナーが仕事を始めて1年、
しばらくぶりに会った車谷さんが彼の日本語力が上がっていることに
驚かれていましたので、ぜひ注目してください!


Inter FM  Landed 
28日(金) 23:30-24:00


SnadaiKhmer の曲や、歌詞カードに子どもたちの写真も
使われている、車谷さんのアルバム「Landed」もよろしくお願いします!


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おまけ

洪水のためいつもの食堂ではギター練習できず、居住棟屋上で
ギター指導をして下さったコウジさん。


練習後、サイハーと雑談しつつ、周りをチョロチョロするちびっこに
コウジさんも目を細めていました(笑
こうしてみると、いつの間にか施設にはちびちゃんたちが多くなって
いますね。

2011/10/25

写真家・BAKU斉藤先生の写真展


BAKU斉藤写真展
EMULSION ART
BOEP:Vol.1「ヨーロッパの残照」



会場:ギャラリー イー・エム 西麻布
期間:2011年10月26日(水)〜11月13日(日)
   (月・火曜日休館 )
住所:〒106-0031東京都港区西麻布4-17-10
電話:03-3407-5075
URL:http://www.takeuchi-studio.jp/gallery_em/



10年前から公私ともにお世話になってきた、BAKU先生の
写真展のお知らせです。
カンボジアの写真も数多く撮影され、写真集も多数出版
されている先生ですが、今回は私の知っている写真とは
ちょっと違うようです。

10月28日18:00-20:00 オープニング
ワインなども振舞われるそうです!

以下、先生の言葉です。



「時代が流れ過ぎ 突然、私は 原風景をイメージした」

この原風景と出会う為には「時間と記録と現実と心の隙間」を
新たな媒体で埋めなくてはならない。過去訪れた欧州に触発
された情景を単なる既製の印画表現ではなく、触感的なテク
スチャ−、論理的で偶発的な感光材の「ムラ」まで表現に含め、
写真表現を越え、私的な感性を加えた新たなる光画をめざした。

この技法は、陶芸の作風と酷似している。陶土の吟味から始まり、
土を捏ね寝かせてから型を作り彩色し、上薬をかけ窯で焼き、
出来上がった作品の中からイメージに最も適した1点を選び、
駄作は破棄される。
そのために同じ作品を2枚と創ることは出来ない。
[BOEP]作品は、1点の絵画として制作した。     

BAKU斉藤

2011/10/24

はじまりました

子どもたちの気配がない・・・
なんで??

いつもは朝からちびっこのはしゃぐ声や大きい子の
歌声が聞こえるのに。

下に行ってデットに「学校始まったの?」と訊いたら
「そうなんですよ、今朝バイクで学校の前を通ったら
始まってたんです。」との回答。


日本みたいに連絡網もないので、学校が再開かどうかも
自分で確認しないとわかりません・・・。


それでもようやく小中高すべての学校が再開になって
子どもたちも喜んでいることでしょう。
(私は今日まだ会ってないのです・・・笑)

非日常的な生活を1カ月ほど送り、この普通の生活の
ありがたさが身にしみてわかります。


ただでさえお休みの多いカンボジアの学校。
1カ月休校のブランクをどうやって先生たちが埋めてくれる
のか少々不安ではありますが(笑)、ともかく子どもたちが
学校に行けるようになって本当によかったです。

今日もシェムリアップはいいお天気です。

2011/10/21

青空

孤児院エントランス広場
やっと水が引きました!!!

とはいえ、写真では見えづらいですがまだ濡れているところ
これは全部ヘドロです・・・。

 門の近くで作業する3人。
まだこれからもう少し水を抜くそうです。

グラウンド前ではみんなでヘドロを洗い流す作業中。
ここから門の前までずっと洗浄するので、今日1日かかりそうですね。

みんな洗濯も干せて気持ちよくなりました!


このままこの青空が続いてくれればと、空を見上げながら思いました。

2011/10/20

スナーダイ・クマエ通信第5号配信しました

スナーダイ・クマエ通信2011年第5号を昨日配信しました。

この通信は、支援者の方々、孤児院を訪問された方々や
日本での絵画展で連絡先を記入して下さった皆様にお送り
しています。

絵画展で連絡先を書いて下さった方の中には携帯アドレスの
方も多く、通信をお届けできなかったケースもあります。
またPCアドレスでも一斉送信のメールをブロックしたり、迷惑
メールと認識される設定にされている方もいらっしゃると思います。
設定の再確認をお願いします。


もしこのブログをご覧になり、まだ届いていないという方がいらし
たら下記アドレスにご連絡下さい。


snadaikhmer98@gmail.com


さっそく通信を見てご感想や励ましのメールを下さった皆様、
ありがとうございました!

スナーダイ・クマエ 代表 メアス博子

2011/10/19

ラジオ収録 InterFM「Landed」

2年半ほど前にちょっとした縁で知り合った車谷浩司さんが
DJを務められているラジオ番組の収録を施設の建物でして
頂きました。

周囲を完全に泥水で囲まれている状況に驚きを隠しきれない
Laika came backことコウジさん。
先月リリースされたアルバムには、SnadaiKhmerの曲が収録
されているばかりか、SnadaiKhmerとMeasu Hirokoの名前まで
ジャケットに載せて下さっていました。

渡航前にラジオのお話は聞いていたのですが、こちらに到着
されてちょっとした打ち合わせをする中で、卒業生のみんなも
一緒に収録できないかとのコウジさんのアイデアに賛同。

みんなの予定を合わせてラジオ収録にのぞみました!

場所は施設の居住棟3階のフリースペース。

完全に水没している孤児院の中で唯一、現状を忘れられる
空間かもしれません。

今は子どもたちの食堂としても使用されているこの場所には
食事用のゴザが敷かれていますが、そこに座って収録が
始まりました。

参加した卒業生は、ラーヴォ(5年前に卒院)・ソチア(2年前に
卒院)・パナー(去年卒院)の3名。
全員が観光ガイドや日本語教師と語学を活かした職業について
います。

とはいえ、ラジオに出演するなど3人にとっては初めての体験(笑
緊張してるかな?と思いましたが、さすが本番につよいわが子たち。
コウジさんからの問いかけにわりとすらすらと回答していました。

ちびっこたちもなにをしてるのかと気になるのか、ドアの向こうから
こっそり見ていたり、夕食を調理する音なども聞こえて臨場感満載(笑

放送日など詳細は下記の通りです。


ラジオInter FM 「 Landed」 by Laika came back(車谷浩司さん)
10月21日(金) 23:30~24:00
10月28日(金) 23:30~24:00



関東地域が放送エリアだそうですが、他の地域で聴ける方法を
ご存知の方はお知らせください!
radiko.jp
上記からインターネット接続可能なPCであれば聴けるという話も
聞いたのですが・・・。


卒院生たちの生の声、日本語を聴けるチャンスでもあります!
よろしくお願いします。

最後になりますが、いつも温かく子どもたちの成長を見守って
下さっているコウジさん、ありがとうございました!

2011/10/18

船?イカダ?

朝からいい天気だなーと2階の窓から外を見ていたら
なんだか見慣れないものを発見。


下に行ってよく見ると、子どもたちお手製のイカダ・・・(苦笑

ヒアッとオーンが漕いでいたこのイカダ、最年長サイハーが造ったそうです(笑

午前9時半現在、シェムリアップはよい天気。
きらきらひかる水面を二人のイカダは順調に航行(笑

入口の門ではスタッフがポンプで必死に水を外に出しているそうです。
私はそこまでたどり着くことはできませんでしたが、イカダには乗ってみました。
けっこう楽しい(笑
(カメラのバッテリー切れで写真は残念ながらナシです)

やっぱり子どもたちに助けられるなあと思った瞬間でした。

楽観的にみんなで乗り切りましょう。

2011/10/17

4度目の浸水 過去最悪です

グラウンドの一番向こうまで冠水しました。

昨日は朝から雨も降らずの青空だったので、きっと水位が下がって
行くだろうと期待していたのですが、今日の明け方(深夜かな)にもの
すごい豪雨・・・

結局昨日よりももっとひどい状況になってしまいました。

みんなが住んでいる建物も床上浸水が始まったので、みんなで土のうと
積んだり、土のうの隙間に粘土状になった土をうめこんだりしました。



まだみんなが楽しそうに作業してくれているのが救いですが・・・。


今回の洪水、タイでは首都バンコクの冠水が始まるという報道や
アユタヤなどにある工業団地で日系企業の工場が冠水したという
報道はされているようですね。

カンボジアでも国内の17州が洪水被害に見舞われています。
農村地域の稲作や家畜の被害によって、今後食料などの値段が
高騰しそうです。
またそういった地域の衛生状態の悪さにより、病気も流行るかも
しれないですね。
上下水道などがあるわけではありません。洪水になれば、あれも
これもすべて一緒になってしまっています。

とにかく、水に四方を完全に囲まれている今、なにがどうなっているのか
なかなかはっきりしたことはわかりません。

あとで普通に話せる出来事になるように、子どもたちの健康と安全だけ
はしっかりと守ろうと思います。

2011/10/15

まだやみません

ここ数日、雨が続いています。

昨日は昼間にかなり青空も見え、敷地内にたまった水も
ポンプでくみ出し、ほぼ普通の状態になったのですが、
夕方から降りだした大雨、さらに今日は早朝からずっと
雨がやまず、また同じ状態に戻ってしまいました。


卒業生のラーヴォの情報によると、毎年11月半ばごろに
ある「水祭り」は中止だそうです・・・。

なんだかあまりにぱっとしない状況にさすがの私も凹んで
きました。

2011/10/12

食事は屋上で

みんなが住んでいる建物。
この3階部分は仕切りのない大きなワンフロアーになっています。
いつも床上浸水したときはここがみんなの食堂になります。

その一角にある台所。
何年か前にこの建物内にもキッチンがあればと思い、作った場所です。
ウーイが掃除してました。

奥を見ると、誰かが調理中。


カムライが魚を焼いていました。
たしかに階段を上がってくるときに香ばしいにおいがしていました(笑


今日はお魚と野菜のサラダがみんなのお昼ご飯。
いつもこの建物だけは浸水を免れているうえに、3階まであるので
なんとかみんな暮らすことができます。
3度目の床上浸水が始まって間もない今なので、まだみんな笑顔が
ありますね。

2階の部屋でみんなの足音を聞いていると、元気だなという安心感が
あります(笑


ちなみに今の敷地内はこんな感じ。

まだグラウンドは浸水してないです。
20匹くらいいる番犬たちも頻繁におきる浸水にちょっと疲れ気味(笑)かな?

今年3回目・・・

また床上浸水です。

同じような写真ばかりになるので、今日は文章だけで(笑)

今回の浸水がこれまでと少し違うのは、雨が降っていないのに
洪水になってしまったことです。
数日間かけてじわじわと川が氾濫し始め、おとといの夜から朝に
かけて一気に水位が上がりました。

さらに降って欲しくない雨が、昨日の午後ダメ押しで数時間・・・。
それでも施設内はほぼ冠水せずにしのいでいたのですが、
(外はすっかり冠水していました)
夜にかけて雨もないのに一気に水位上昇・・・。


今はひざ下15cmくらいまで水がたまっています。
ただ門を出ると水位はもっと上がり、ひざくらいまであるでしょうね。

このくらいならまだバイクも車もなんとか運転可能ですが、ひざ上
とか太ももあたりになると厳しいです。


子どもたちの学校も結局休校。
7月から夏休みでしたから、もう3カ月以上学校に行っていない
ことになります。
今年のカリキュラムはどうなってしまうんでしょうか。
特に高校3年生のサイハーとスレイニーが心配です。

タイでもかなり深刻な様子が日本でも報道されているようですが、
カンボジアも私がお伝えしているのはあくまでもシェムリアップの
町周辺の話で、他州や田舎に行くともっとひどい状況だそうです。
200人以上が亡くなり、20万世帯以上が避難していると言われています。

日本政府からも援助が入ったようですね。
困っている人たちにきちんと届けばよいのですが・・・。

今は青空なので気分的にもまだ楽な気がします。
前回の洪水のときは、ずっと曇り空で、それを見ているだけでかなり
気が滅入りました。

せめて気分だけでも明るくいきたいところです。

2011/10/09

施設紹介動画

今年の夏、スタジオNaviさんのご協力でできた施設紹介動画です。


絵画展の会場で販売していたDVDにはこの映像++の内容になって
いました。

スタジオNaviさんには毎年とてもお世話になっています。
http://www.studio-navi.com/
いつも本当にありがとうございます!

2011/10/08

交代~

長年孤児院の夜間警備として、子どもたちの安全を守って
くれていたサンおじさん。

今月からは日中に指導員の雑用をお手伝いする用務員の
おじさんになってもらいました。
サンさんは今年40歳。
7・8年前から施設の夜間警備を務めてくれていました。
子どもたちからも好かれていて、愛嬌のあるサンさんですが、
私と3歳しか違わなかったことに驚愕・・・(笑
ずっと年上の「おじさん」だと思ってました。ははは・・・。


代わりに夜間警備として雇用したのが、21歳大学生のヴィリア。

働いた経験はなく、まだ初々しさがある若者です。
日中は学校があるので、夕方から翌朝までの勤務。
子どもたちとはまだ打ち解けてないみたいですが(苦笑)、これからに
期待しましょう。


思い返せば、数年前に施設の一部でボヤ騒ぎがあった際、いち早く
出火に気付いて子どもたちを避難させ、消火活動してくれたのは
サンさんでした。
夜中3時ごろの出来事で、あとになってサンさんは寝ずにちゃんと見回り
してくれていたんだなと心強くなりました。

ヴィリアがどこまで頑張ってくれるかわかりませんが、今はアルバイトでも
いつか指導員として雇用する日が来るかもしれません。

今、都市部の若者たちは大学に行き、専門知識を身につけてやりがい
ある仕事に就こうとしています。
この新しい世代に希望を持って、一緒に仕事していきたいと思います。

2011/10/07

ようやく行って参りました・・・

今年からカンボジアでは土地所有者に固定資産税の支払い義務が
できました・・・。

いつか来るだろうと恐ろしく思っていたのですが、ついに・・・。

3年間滞納すると国に土地を没収されると言う話もあり、スタッフを
伴い行って参りました。

私の社会人初のお仕事は税理士事務所勤務だったので、日本でも
しょっちゅう税務署には行っていて、行くこと自体にはなにも抵抗は
ないのですが、なにせ土地が大きいのでいったいいくら払わねば
ならないのだろうかとドキドキ(苦笑


思い返せば2年前、当時の日本の岡田外務大臣との簡易ミーティング
の際、要望書のようなものに
「NGOへの税金に関する優遇措置をカンボジアにもお願いして欲しい」
と書いたのを覚えています。
一応、その後プノンペンでこちらの大臣と会談があるので参考に
書くよういわれたと記憶していますが・・・。

よく考えると、内政干渉になってしまうのでしょうか(苦笑


そのときから、税金が気になってしょうがなかった私です・・・。



それはさておき、無事に支払って参りました。
税務署はけっこう混雑していて、1時間ほどかかってしまいましたが
義務を終えてほっと一安心。
今後は固定資産税も予算に入れなければならないことを実感。
敷地が広いのも考えモノです・・・。


現在の固定資産税は主に都市部を中心に徴収が始まっている
そうですが、一定の面積以下の土地に関しては免税だそうです。
私も1つ持っているのですが、小さいゆえに非課税でした。
よかった・・・。


税収がなければ国が国民に還元してゆく手立てもないわけですから
とりあえず何かの役に立てばと思います。

そう思うことにします(笑

2011/10/06

今日のお客様

今朝は9時から絵画の時間。
みんなで共同制作をしています。

もうすぐ終わる時間というところで現れたのは、卒業生のパナー。
現在、PITA(ピースインツアーアンコール)でガイドのお仕事を
しています。
昨年卒業したのですが、最近は顔つきもしっかりしてきました。
今日は仕事がお休みだったそうです。



今回の洪水被害のときも1度、様子を見に来てくれていたので
すが、すっかりきれいになった建物でみんなと。
カバンをななめがけしているのがパナーです。

ワタシ的には背後でピースしている、用務員のサンおじさんがツボ(笑
やっぱり卒業生が来てくれるとみんなのテンションが上がりますね!

私はちょっと頭が痛かったので、パナーとあまり話せず・・・。
ごめんね、パナー。
懲りずにまた遊びに来て下さい。

2011/10/01

今日は女の子

午前午後とみんなで大掃除して、なんだか体中が
痛いわ・・・と思いながら夜は部屋でぼんやりして
いました。

夜7時ごろ部屋のドアをノックする音。

誰かなーと思って開けると、卒業生のケインちゃんが
立っていました。
彼女は現在カフェモイモイで働いています。

先日お食事に行ってみたのですが、残念ながら
お休みでした。

やっと会えた~と思い、部屋にどうぞ、と。


紅茶を入れて、おしゃべりタイム。


彼女の暮らしている家も浸水の被害うけて、いまだ
水が引かないらしく通勤に困ると話していました。

仕事の合間に日本語を勉強していると言う話もきか
せてくれました。

親戚になるスレイニー(ケインの姪っ子)が今では
孤児院の一番のお姉さんであることに二人で笑って
しまいました。
だってスレイニーはここに来たとき、あまりの寂しさに
せっかくスタッフからもらったリンゴを
「こんなのいらない!」と言って、2階から投げ捨てた
のが、いまだに語り草の妹的存在だから(笑
そのときは3日3晩泣き続け、毎日泣き疲れては寝て
しまっていたスレイニーの小さな背中は私も忘れられません。



社会に出ると嫌なこともあるけど、嫌なことばっかり
覚えてるのはやめようね、いいことあったら嫌なことは
引き出しにしまってしまおうと話したら笑ってました。

今日の彼女の言葉でとても印象的だったのは、

「子どもの時からここで暮らしてきたこと全部、ずっと
忘れたことはありません。
全部覚えています。」

ということでした。

彼女は5年ほど前、実のお母さんを病気で亡くしています。
母子家庭のために孤児院に預けられて、社会に出たら
お母さんと一緒に暮らすんだという夢をもってがんばって
いたことを私は知っています。
それが急に奪われた生活に向き合えず、引きこもった時期
もありました。
ちょうど私もその1年ほど前に母が急逝。
彼女の気持ちが痛いほどよくわかりました。

そんな時期を乗り越えての今。
こうやって笑顔で私に会いに来てくれました。

つくづく自分は素晴らしい仕事をさせてもらっていると思います。

日々の暮らしの中で落ち込んだり、悲しんだりすることもあるし、
その気持ちをなかなか払しょくできないこともあります。
だましだましになることもあるけど、その気持ちを一瞬でもはら
してくれて、次に進もうかなと思わせてくれるのはいつもこの子
たちなんだなあと思いました。

私ができることはそう多くはないけれど、役割を考えてできる
ことを積み重ねてゆくことをこれからも続けていこうと思います。



おかあさんもね、ずっと忘れてないよ、ケインがものすごく
緊張して孤児院に来たあの日のこと。
着ていた洋服の柄も全部覚えてる。

そう話すと笑ってくれました。

やっと掃除できました 

朝、部屋で仕事してるとなにやら外が騒がしい。

この1週間ほどはみんなの声が窓の外から聞こえる
ことなんてなかったのに・・・、と思いながら階下へ。


おっと、みんな掃除してるじゃないですか。

教えてよ、おかあさんにも(笑


君たち、掃除する気アリマスカ??
魚とりに必死な男子たち・・・。

なんだかわかりませんが、まあ・・・大漁です(笑


 図書室のあるこの建物内では、家の中を丸洗い・・・。
私もここの掃除を2時間ほどしました。
写真ではかなりましになっていますが、最初はひざまで
水があって、それをバケツやちりとりで外にかきだします。
かなり腰にきました・・・。
腕をよく使ったので「二の腕エクササイズだ!」と自分に
言い聞かせて(苦笑)作業続行。

途中、室内の魚を追いかけるソチアに
「遊ぶなーーー!!!働けーーーー!!!」
クメール語で注意しているのに、返事は日本語でか細く

「ハイ・・・・」

あまりのしょんぼり感に一緒にいた女の子たちもくすくす
笑ってました。


外では、警備員のサンおじさんと共に子どもたちが泥かき。
ホースの水でついでに水浴びしたりして、なんてフリーダムなんだ
ろうと苦笑い。
2年前から何度もやっている作業なので、みんな慣れたものです。



ここに入った水を・・・

こうやって外にくみ出します。
外ももうたいして水がたまっていないので大丈夫ですね。

このポンプは2年前の洪水の際に、支援して下さった皆さんからの
支援金で購入させて頂いたもので今回も大活躍中です。


9月に2度もまさかの洪水。
この1週間はどこにも行けず、四方を水に囲まれて憂鬱な毎日を
過ごしていました。
毎日毎日空を見上げては、雨だ、曇りだ、晴れ間が見えたと
一喜一憂(笑
子どもたちの精神的負担も限界に近づいていましたが、今日から
やっと普通の生活に戻れそうです。
誰一人として怪我も病気もなかったことが不幸中の幸いでした。


励ましのメール、お電話などを下さった皆様、本当にありがとう
ございました。

やまない雨はない!
本当にやんでます(笑

やっぱり、楽観的に!がスナダイクマエらしくていいなと思います。