2018年度卒院式 ナチ、おめでとう（写真たくさんです）

今年も一人、スナーダイクマエから巣立っていく子がいます。

先日の高校卒業試験に合格したナチです。
成績はギリギリでしたが（笑）合格すれば結果オーライです！

数年前から卒院式第一部は外食になりました。
外でご飯をいただくときのマナーを教えたりする機会になっています。

出発～

みんないつもよりもおしゃれ（笑

ソカーさんと私がそれぞれ運転する車に分乗して出かけました。

ちびっ子たちは席で待ち、大きい子たちがブッフェの料理を取ってきてくれます。

卒業生のサイハーとチョムランも一緒です。
この2人も写真のちびっこたちのような時期がありました。この世代が一緒に写真に納まっていることも、私からすると感慨深いものがあります。

回転ずしの皿か！と思わずツッコみました（苦笑

女子（二人おばさんがいますが笑）で

私の横にいるのが調理担当スタッフのランさんです。
彼女が「みんなで撮りたい！」と言ってくれて撮った一枚。

最年少のスレイオンは食後のドリアンアイスをほうばりながら、何か一点を見つめていました（笑

そしてこちらのテーブル、

ナチが就職させていただく予定の「マサキ　アーキテクト」の社員の皆さんです。
一番奥には卒業生のリャンサイとピサールも。（二人は兄弟です）
私はマサキ　アーキテクトの社長、小松さんとは15年来の知人で、そのつながりから卒業生のケインが仕事をさせていただくようになり、今年はナチが就職させていただくことになりました。
せっかくなので出席いただこうということでご招待させていただきました。

最後は踊り子さんたちと記念撮影

山盛り食べた子どもたちを確認したソカーさん、おもむろに「帰ります」と（笑
私はなにもかも任せているので言われるがままです。

レストランの入り口で集合写真

ここからスナーダイクマエに戻り、卒院式第二部になります。

ソカーさん司会で、まずは子どもたちからナチへ一人一人がメッセージを。
今回見ていて思ったのですが、全員の前で立って話す機会が多いスナーダイクマエでは小さい子も大きな子たちも、あまり言葉につまることなくすらすらと話せるようになったように感じます。

そして次は卒業生たちからのメッセージ。
今年はケイン、サイハー、リャンサイ、カン、チョムラン、ピサールの6人が駆けつけてくれました。

会社でも先輩になるケイン

トップバッターはケインでした。
「人はどんな人でも、良いときと悪いときがある。でもそのときにできることを一生懸命することが大切」
卒業してからいくつかの転職をしながら、今の仕事に就いたケインの言葉には重みを感じました。

ピサール

チョムラン

カン

サイハー

リャンサイ

最後のリャンサイは「みんな先にいいことをたくさん言ってくれたから・・・ぼくはもうなにもいうことがない」と（笑
かわいい靴をナチにプレゼントしてくれました。
卒業生たちがこういうふうにしてくれるのも、自分が卒業するときにみんなからしてもらった経験があるから。
また今年もつながったという実感がありました。（このあたりからちょっと泣きそうでした）

補足ですが、このとき別の予定があり参加できなかったパナーとサヴィは少し前にナチを夕食に招いてくれて、楽しいひとときを演出してくれていました。
プノンペン在住で参加できないラーヴォとスレイニーはメッセージで「おめでとう」と。

みんな、新しく卒業生になるナチを気遣ってくれていました。

次はスタッフからの言葉。

卒院式初参加のトゥーイさん

指導員主任のソカーさん、そして指導員として6月から働いてくれているトゥーイさんからも、いつでもここに遊びにおいで、なんでも相談していいんだよ、心配しなくていいよと新しい生活が始まるナチへの気遣いの言葉がありました。

そしてこのあとは、就職先の社員の方からも言葉をいただきました。
これから働くナチの卒院式に出向いてくださって、言葉をかけてくれる社員の皆さんがいることに、この会社の温かさを感じました。
ありがとうございました。

ちょっと写真が暗いけど・・・

そして私からはソカーさんが作ってくれた卒業証書をナチに。

私からもメッセージを

ここまででたくさんの人がナチに仕事のアドバイス、あるいは心配なことがあればいつでも言って、など優しい言葉をくれていました。
私からは「一人で生きることはできないから、いつも自分とみんなのためになにが一番大事なのかを考えて生きてほしい」と伝え、「あなたは一人ではないから心配しなくていいんだよ」と書いた手紙とプレゼントを渡しました。

最後はしっかりとハグ。
みんなここに来た時は私よりもはるかに小さく膝に乗るくらいのサイズだったのに、こうして卒業するときにはしっかりと大きくなっています。
ハグすることでみんなの成長が本当によく感じられるのです。

今年のプレゼントは、カンボジアで素敵なシャツやバッグ、小物などたくさんのグッズを作っているSui-Joh(すいじょう）さんのバッグにしました。
年ごろでおしゃれなナチにぴったりでした。

ここからもう写真写真写真、写真タイムでした。

卒業生とスタッフ

全員卒業生、ナチもここの仲間入りですね

ちびっこたちもナチお姉ちゃんが大好きなんです

サイハー・・・笑

ピサールもすっかり青年になりました

最後はみんなで恒例の集合写真。

卒業と言ってもいつでもまた遊びに来ればいいし、みんなが帰ってこられるようにわたしたちはいつもここにいます。
これがスナーダイクマエファミリーです。

ナチ、本当におめでとう。

そして彼女が小さいときから高校を卒業するまで、支えてくださった日本の支援者の皆様に改めまして心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。
新たな生活を始めるナチのことも、引き続き温かく見守っていただけましたらうれしく思います。

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