4つ編みの練習中 |
昨日は日本から美容師の伊藤恵子さんが来て下さいました。
練習用の頭(これなんて言うんでしょうね・笑)を持って。
伊藤さんは何年も前からアンコール小児病院のボランティア美容師として
何度もカンボジアに足を運ばれて、病院や村、孤児院などで無料のカット
をされていました。
スナーダイクマエともその活動を通じてご縁のできた方です。
今回はご主人とカンボジアに、初めて観光だけの目的で旅行されたそうです。
せっかくなのでユンが練習できるようにと色々なものを持ってきてください
ました。
ちびちゃん2人も |
カットの教本やヘアアイロン、こてなど色々なものを頂きましたが、ひとまず
ソカーおじさんに。
ユンが練習で使いたいときに貸し出すということにしました。
壊れたりなくしたら大変ですもんね。
伊藤さんが帰った後の二人 笑 |
不思議なことにうちはなぜか美容師さんとの縁が多いように思います。
伊藤さんは東京での絵画展にも足を運んで下さっているので、今年の夏も
またそこでお目にかかれそうです。
私は毎日子どもたちと一緒にいることはできるけど、特別なことを指導する
スキルは持っていません。
短時間で1つのことをさっと教えられる、手に職のある方には憧れがあります。
できないのではなく、知る機会がないことのほうが多い子どもたち。
教えてもらうチャンスがあれば1つずつ確実に自分のものにしていくことが
できるんですよね。
学校から帰るユンを待ちながら伊藤さんとこんな話をしていました。
ユンはもともと勉強が嫌いで、毎日学校に行くときも帰るときも憂鬱そうな表情を
していたんですよ。
ところが美容学校に行くようになってからは毎日笑っているんです。
美容学校ではカットの技術だけではなく、クメール語や英語、接客なども同時に
指導してくれるのですが、先生がいうには入学した時よりも語学の勉強も
よくできるようになったそうです。
たぶん普通の学校に行っているときはクメール語や英語の勉強がなんのために
なるのかわからなかったけど、今はカットとセットでそういうこともできないと
仕事にならないということがわかったからでしょうね。
伊藤さん、ユンは今日もいい笑顔でした。
ご訪問、ご指導、ありがとうございました。