2024/03/18

土曜日はBBQナイト

 大食いの子どもたちを外食に連れて行くときに一番よいのは

食べ放題BBQ。間違いないです。


今回は何かと子どもたちをサポートしてくださっている英語のセイ先生

のご提案で実現。


スナーダイ・クマエから徒歩圏内のお店にしたので、夕方からみんなで

歩いて行ってきました。


うちの周辺も整備されましたね

以前は歩道ががたがたで歩きづらく、信号もないところを横切るのは

怖かったのですが、今はどちらも整備されて快適に歩くことができます。

10分ほど歩く中で年長のピセイとおしゃべりしました。

かわいらしくうっすらお化粧をしていたので、おでかけがうれしいんだな

と思いました。


到着しました

先生も5分ほどあとに来られたのですが、おうちから電話があり急な来客
とのことでお食事はご一緒されず少し子どもたちと話で帰られました。

手前左が先生

これが食べ放題

よくあるビュッフェ形式のBBQではなく、大皿に載せられた食材を何度でも
注文できるとのこと。
カンボジアでは鍋と鉄板が合体していることが多いです。この写真の白い
部分に焼きたい食材を置きます。

子どもたちに聞くと4人一組で4皿ずつくらいおかわりしたみたいですね。




楽しそうにわいわい爆食していました。笑


デザートのスイカとマンゴーまで堪能。


会場はこんな感じで広くて清潔感がありました。

ぽっこり膨らんだお腹を抱えて、また徒歩で帰宅した子どもたちでした。

夜でもこんなに明るい

24年前、この辺は道が舗装もされておらず乾季は土埃、雨期は泥だらけで
とてもじゃないけど歩けるような場所ではありませんでした。
夜はもちろん真っ暗で、怖くて歩くこともできませんでしたが、今はお店が
増えて信号もできて、よほどの深夜でないかぎりは歩けるようになりました。

帰路では、マカラー、スレイメッ、ピセイが学校の友達のことなどをたくさん
話してくれました。


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2024/03/15

おやつづくりの材料は・・・

 コンコンと部屋をノックする音。

何かと思ってドアをけてみると、子どもたちがおやつを持ってきてくれました。


この日のおやつ当番は、スレイメッ、トラー、コンの3人。

手前からコン、スレイメッ、トラー

この3人がニコニコしてドアの向こうに立っていました。

3人が作ったんだね?と聞くと、普段おとなしいトラーが

僕が一番上手だよ!

と手を挙げて言っていました。頼もしいですね。


一枚目の写真のザルに入っている塊、これが芋なんです。

これをココナツミルクでほんのり甘く煮たお菓子です。

この芋、実は先日モニタリングでシエンリン、セイラーの家に行った際に
お母さんが私たちに持たせてくれたものなんです。

村の人のこういう気遣いが本当にうれしいですね。
子どもたちのおやつとしてしっかりお腹に収まりました。





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2024/03/14

モニタリング対象児童との面会 3

 今月最後のモニタリング。

先に紹介した子どもたちの村とは正反対に40kmほどの村に行って

きました。

この時期のカンボジアは本当に暑くて、ただ村に行くだけなのに体力が

奪われます。


今回は4きょうだいでおなじみだったうちの3名、チェイン、キア、スレイオン

です。長兄のトラーは、町にある高校に進学することを希望し、家庭の環境は

改善されているものの本人の意思でスナーダイ・クマエに残りました。


子どもたちが帰還してからは、お母さんが手工芸のカゴ編みを始め、市場で売って

収入を得るようになっていました。

新しいお父さんは田畑を所有しているので、暮らしには大きく困っていません。


ただ、3人の表情、態度を見ていると規則正しい生活、自習などがきちんとできて

いるのか心配でした。

お母さんに確認すると、3名ともに怠惰な面がありつつ洗濯や掃除などはそれなり

にやっているが自習はかなり怠っているとのことでした。

また、チェインが16歳になっているためIDカード作成が済んでいるか確認した

ところ、お母さんがどうすればいいのか分からないと言います。

役所に持参する書類を説明し、すぐに取得するよう促しました。



こちらの家庭は経済的な不安はほとんどないのですが、保護者が子どもに

うまく教えられていないことも多く、せっかくスナーダイ・クマエで身に

つけたはずの習慣が薄れていることを感じました。

お母さんが子どもたちを大切に思う気持ちはいつも話していてよく分かります。

カゴ編みをすることで少しでも収入を増やそうとしている気持ちも伝わって

きました。

子どもたち3人には、お母さんに何もかも頼るのではなく、協力してお母さんの

家事などの負担を減らすように話しておきました。

もう少しお母さんの気持ちを考えられるように、これからも促していこうと

思います。


脱施設化政策の下で施設から家庭に帰った子どもたちですが、一緒に暮らして

いたこともあり、これからもこうして見守っていきたいと考えています。


児童福祉政策の方向性は年々明確になってきてはいるものの、そのために増える

費用の負担は政府からありません。

そこは私たちとしても頭の痛い部分ではありますが、子どもたちのこれからの

一助となる活動を今後も継続していくつもりです。



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2024/03/13

モニタリング対象児童との面会 2

 今月2か所目のモニタリングは、スナーダイ・クマエのある町なかから

約40km離れたところにある村で行いました。


一番経済的な面で心配をしている家庭のソウピアでしたが、表情が非常に

明るくはつらつとしていました。

頼りにしていた姉夫婦は、仕事の都合で隣のバッタンバン州に行ってしまい

従姉妹にあたる女性の家で暮らしています。

この方への聞き取りによると、勉強もしているし家の手伝いもしていて、

問題なく過ごしているとのことでした。


好きな教科は英語とのことでしたが、帰還時に姉が約束していた校外の英語

教室には通えていないので近いうちにそのサポートができないかを検討します。



姉からの仕送りが少ないので、田んぼの収穫時期にはいくつかの畑を回り

アルバイトをしていると聞きました。


従姉妹のお姉さんも人柄がよく、ちょうど昼食前の時間でしたがてきぱきと

料理をしている姿が頼もしく思えました。


最後にハグをして別れたので体も大きくなっていることを感じました。

何とか高校卒業までサポートし、好きな英語の能力向上のためにこちらも

できることを考えていくつもりです。


一番心配していた子だったので、健康そうで本当によかったです。



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2024/03/12

モニタリング対象児童との面会 1

 昨年、家庭環境に改善がみられたと判断された子どもたちを

保護者のもとに返しました。

帰還後、最低3年間はモニタリングが義務付けられているため

スナーダイ・クマエでは多ければ月に1度、少なくとも2か月に

1度は面会に行っています。


先週も6名の子どもたちに会ってきました。


まずは施設から一番離れた村(約70km)のシエンリン、セイラー。

2人とも元気で村の高校に通っていました。

自宅から学校まで少し離れているため、親戚の人と一緒に学校のそばで

暮らし、週末だけ自宅に帰っているとのことでした。

成績もクラスで上位、がんばっている様子が分かりました。

文房具を手にする二人

スナーダイ・クマエがあるのはシェムリアップの街中なので、村の学校に
転校するとほとんどの子は成績が上がります。
それだけ農村と都市部でも公立学校の教育内容に格差があるということでも
あります。

そのため、2人から親の仕送りを得てまた元の学校に戻り、姉妹で部屋を
借りて暮らしたいという話を事前に聞いていました。

事前に2人暮らしの月の費用を試算してみましたが500ドル以上もかかるために
保護者には支払えないだろうと考えていました。
しかも、スナーダイ・クマエの子どもたちが通う学校は一度別の学校に転入
した場合、再転入は受け入れないという文言がそのときの文書に残っていました。


この書類は保護者にも保管用として渡していますが、こちらで保管して
いるものを持参し、再度2人に読んでみるようにいいました。
これで再転入できないことを理解し、そのまま村の学校でがんばる意志も
確認してきました。

シエンリンは宇宙科学に関心があり、セイラーは会計に興味があるという
ことと2人ともそういった分野をインターネットで知ったという話が
いまどきだなと思いました。

そういった分野の勉強をするには大学進学が必須になるので、学校で1番を
とるくらいの気持ちでがんばってねと言い残して別れてきました。

村のお母さんは2人に学校の教師になってほしいと言っていましたが(笑

両親は、2人の娘を高校に通わせるだけの十分な収入がありましたので、
これからもこのまま健康で勉強に励んでほしいと思っています。




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2024/03/03

IDカードの作成

 カンボジアでは16歳になると身分を証明するためのIDカードを保持

しなければなりません。

何をするにもこのカードが必要で、選挙や公的証明の作成などその

使用目的は多岐にわたっていて、これがあれば自分が本当に自分で

あることを証明できるということになります。


スナーダイ・クマエでは、それぞれの子が16歳になるたびにこのカード

作成手続きのために役所に出向きます。

今年はクンティアが16歳。

もう16歳になったのかと驚きますが、毎回どの子がカード作成をすることに

なっても同じように驚いている自分に笑ってしまいます。

どうもいつまでもみんなちびっ子のような気持ちで見てしまうんですよね。


手前がクンティア本人

役所で書類に記入なんていうのは生まれて初めてのことで、きっと緊張
しただろうなと思います。

証明写真撮影

役所の人がTシャツ、サンダルというのがカンボジアっぽいですが(笑

無事に申請が済んだので、今後は先輩たちと選挙の投票にも参加できるし
将来海外に行きたいときのパスポート取得も可能です。

スナーダイ・クマエができたばかりのころは戸籍すらあやふやな人が
多かったカンボジアでしたが、今では農村の人々でもIDカードは取得
していて、その重要性を認識しています。



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2024/02/28

卒業生パナーの仕事

 今からもう15年以上前に卒業したパナー。

ときどきこのブログにも登場しますが、先日パナーがガイドをさせて

いただいたお客様から仕事中のパナーの写真を頂きましたので紹介

いたします。



地図を指して何か説明していますね。

資格を持つガイドさんだけが着用できるガイド服姿のパナーは、普段

スナーダイ・クマエに遊びに来てくれるときとはちょっと雰囲気も

違うように感じます。



小さいころは名前を呼ぶだけで泣きべそをかいていたパナーですが、

こんなに堂々とガイドの仕事をして、そのキャリアはもう15年・・・。


2人の娘の子育てもしていて、前回娘たちに会ったときはYouTubeで

日本語の単語の動画を見せていたので教育熱心なパパの姿を垣間見ることも

できました。


卒業生の先輩たちが仕事や家庭を大事にしている姿を見せてくれるように

なったここ10年ほどは、今施設にいる子どもたちにも将来の自分の姿を

思い描いてもらいやすくなったと感じています。


このブログをご覧の方でカンボジアに来られる予定ができた方はぜひ

パナーにガイドを依頼していただきたいと思います。


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2024/02/25

2月の誕生会

 2月に誕生日を迎えたのは、昨年秋にスナーダイ・クマエに入ってきた

ラノ(8歳)です。


複雑な事情の家庭から来たこともあり、おそらく人生初の誕生祝いです。




誕生日の子が何人いてもケーキはみんなが食べるために必ず2つオーダーします。

今回も100ドル札が乗っているシュールなケーキではありますが(笑)、青い

ほうのケーキにはショベルカーのおもちゃも乗っていて、ラノはさっそくそれで

遊んでいました。



みんなにお祝いしてもらって本当にうれしそうなラノを見ていると、こども時代に

大切にされたという思い出は人間にとって必要な体験だなと感じます。

自分が大切にされている実感があるからこそ、誰かのことも大切に思えますもんね。



お姉ちゃんたちが切り分けてくれたケーキを食べる子どもたちを用務員のソカーさん

(指導員のソカーさんとは別ですが同じ名前です笑)がこれましたとてもうれしそう

に撮影してくれていました。


みんなとこれから何回一緒にお祝いできるかな。


ラノの手にあるぬいぐるみとお菓子は、兵庫県尼崎市にあるリズムネットワークの

皆さんからのプレゼントです。


先日、航空便で届いたときにラノがリラックマのぬいぐるみを気に入ったようだった

のでお誕生日のプレゼントにさせていただきました。


お菓子は子どもたち全員分をセットにして入れてくださっていました。


リズムネットワークの皆さま、いつも本当にありがとうございます。


ラノのこの幸せそうな表情、日本にも届くとうれしいです。


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