8月、9月とダイジェストでお伝えしましたスナーダイ・クマエの出来事ですが、10月のダイジェストの前に大切なお知らせをいたします。
長年、スナーダイ・クマエの運営に携わってくれていたソカーさん、トゥイさん夫婦が今年いっぱいで退職することになりました。
ここ数年、相談を受けていたのでいつかその日がくることは決定事項でした。
ソカーさんは創立時から途中数年のブランクがありましたが約20年、奥さんのトゥイさんも10年ほど勤めてくれました。
さて、次のスタッフをどうしようかと数年思案していたところ、卒業生のオンが今年の4月から、そして同じく卒業生のケインが今年の9月から働いてくれることになったのです。
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| 左・ケイン 右・オン |
まず、IT系の専門学校を卒業したオンに連絡を取り、その後プノンペンで働いていたケインにも打診しました。
2人とも熟考ののちにスタッフになることを決めてくれ、卒業生たちに任せられることになって安堵しています。
ケインはプノンペンから帰省するたびに果物などを差し入れしてくれていたので、今の子どもたちもよく知っているお姉さんでした。
オンは、今の子どもたちと子どもとして過ごした期間もあるので、スタッフとして尊敬されるかどうか少し心配もありましたが、子ども時代にみんなのリーダー、頼れるお兄さんという立ち位置だったため、子どもたちとの関係は良好です。
ソカーさんたちは仕事の引継ぎをしてくれていて、今月でその引継ぎも終わります。
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| オフィスで2人に仕事を教えるトゥイさん |
プノンペンから代表のラーヴォも来て、仕事に関する情報を共有もしてくれています。
子どもたちの新学期前には文房具などの準備も。
ソカーさんたちが長年やってきたことをこれからはこの2人が担うことになります。
もちろん代表のラーヴォも時間を見つけて現場に来てくれていますし、電話で指示を出してくれたりもしています。
先日、プノンペンの社会福祉省で開催された児童福祉関連団体の勉強会にはラーヴォとケインが参加し、シェムリアップの他団体のスタッフとの親交も深めてくれたようです。
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| 手前の白い服がケイン |
「スナーダイ・クマエ」(カンボジア人の手によるもの)という名にふさわしい団体運営ができるようになるかどうか、一番経験の長い副代表・メアス博子の腕の見せどころになります。
(自分で自分にプレッシャーをかける・・・笑)
25年経ってようやくここまでこぎつけることができました。
メアス博子がこの運営に関わるようになったころはまだ25歳でした。当時の肩書は管理運営責任者。与えられた器と自身の技量がまったく合致していない状態でした。
そんなころから現地にいるメアス博子を信頼して経済的に支え続けてくださった支援者の皆さまには感謝の気持ちしかありません。
皆さまが信頼してくださったように、ラーヴォを含めた若い3人の可能性を信じて仕事を任せていこうと考えています。
この3人が私の代わりにまだできないことが1つだけあります。
それが運営資金を集めることです。
カンボジア国内でもある程度の寄付金を集めることができるようになれば、さらに「スナーダイ・クマエ」の完成に近づくのですが、その道のりはまだ長そうです。
メアス博子も3人の輪に入れてもらい、それぞれが果たせる役割をきちんと分担して、手をつなぎ、その中で丁寧に子どもたちを育んでいきたいと思っています。
「スナーダイ・クマエ」(カンボジア人の手によるもの)に一歩ずつ近づいていることのご報告は以上です。
支援者の皆さまには、ご自身の支援の先に子どもたちのどのような未来があるのかを長い目で見守っていただき、一緒にその景色の変化を見る楽しさや支援することがご自身の人生を豊かにしていくことだという実感をもっていただきたいと常々思っています。
子どもたちのそばにいるスタッフだけが子どもを育んでいるのではなく、支援者の皆さまと共にこの道のりを歩んでいくことが我々の希望です。
これから若手によって変化していく「スナーダイ・クマエ」を一緒に見守ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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