昨年、家庭環境に改善がみられたと判断された子どもたちを
保護者のもとに返しました。
帰還後、最低3年間はモニタリングが義務付けられているため
スナーダイ・クマエでは多ければ月に1度、少なくとも2か月に
1度は面会に行っています。
先週も6名の子どもたちに会ってきました。
まずは施設から一番離れた村(約70km)のシエンリン、セイラー。
2人とも元気で村の高校に通っていました。
自宅から学校まで少し離れているため、親戚の人と一緒に学校のそばで
暮らし、週末だけ自宅に帰っているとのことでした。
成績もクラスで上位、がんばっている様子が分かりました。
文房具を手にする二人 |
スナーダイ・クマエがあるのはシェムリアップの街中なので、村の学校に
転校するとほとんどの子は成績が上がります。
それだけ農村と都市部でも公立学校の教育内容に格差があるということでも
あります。
そのため、2人から親の仕送りを得てまた元の学校に戻り、姉妹で部屋を
借りて暮らしたいという話を事前に聞いていました。
事前に2人暮らしの月の費用を試算してみましたが500ドル以上もかかるために
保護者には支払えないだろうと考えていました。
しかも、スナーダイ・クマエの子どもたちが通う学校は一度別の学校に転入
した場合、再転入は受け入れないという文言がそのときの文書に残っていました。
この書類は保護者にも保管用として渡していますが、こちらで保管して
いるものを持参し、再度2人に読んでみるようにいいました。
これで再転入できないことを理解し、そのまま村の学校でがんばる意志も
確認してきました。
シエンリンは宇宙科学に関心があり、セイラーは会計に興味があるという
ことと2人ともそういった分野をインターネットで知ったという話が
いまどきだなと思いました。
そういった分野の勉強をするには大学進学が必須になるので、学校で1番を
とるくらいの気持ちでがんばってねと言い残して別れてきました。
村のお母さんは2人に学校の教師になってほしいと言っていましたが(笑
両親は、2人の娘を高校に通わせるだけの十分な収入がありましたので、
これからもこのまま健康で勉強に励んでほしいと思っています。
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