2018/05/15

果物たっぷり、思い出もたっぷり

なんでしょう
見てください、この山盛りの南国フルーツ。
バナナや青いマンゴーは日本の方でもわかると思いますが、ごろごろと
いくつもある茶色や緑のごつごつしたもの・・・これは

ジャックフルーツです。

香りはドリアンをもう少しフルーティにしたようなというか、食感は
ドリアンより歯ごたえがあり繊維質な感じです。
なじみのない日本の皆さんに伝わるかどうか・・・笑
あ、実は黄色いです笑

これを持ってきてくれたのは、昔昔うちで暮らしていたソム君。

日本語の勉強を熱心にしていた子ですが、高校卒業前に村に帰ってしまい
ました。
彼は「経済孤児」として私がこの施設に来る前から暮らしていました。
(経済孤児って?という方はこちらをご覧ください

彼はその後、うちで習得した日本語を使って観光ガイドになっていました。
わたしも友人などの出迎えで空港に行くことがあり、ときどきそこで
顔を合わせることもありました。

今は1歳ちょっとになる娘のお父さんでもあります。
ガイドの仕事は病気をしてから辛くなってしまい、今では奥さんの実家の
ガソリンスタンドを手伝いつつ、中古車販売業をしているそうです。

懐かしいこのテーブルで
今回は卒業生のパナーと一緒に来てくれたのですが、3人でこのテーブルに
座り、そういう話を聞いていました。

「懐かしいですね、ここでよくお母さんと話しました。」

このテーブルで本当にたくさんのことを話しました。

うちを出て村に帰ってから、彼がここに来るのは初めてのことでした。
いくら街中や空港で何度となく出会い、挨拶を交わしていたとはいえ、
ここに来るのは勇気がいったようです。
(だからパナーを誘ったんでしょうね笑)

結婚し、子どももできて、やっと子育ての大変さ、経済的なこともわかって
きたと話していました。

先日は別の子も10数年ぶりに訪ねてきてくれたのですが、最近こうして
大人になり、親になったかつての子どもたちとの再会があります。

*別の子の話は私の個人ブログで紹介しましたので、ご覧ください。
サヴィの弟・サヴォのはなし

ほんとにうれしかった
2人とも小学生だったんですよ 笑
ソム君は32歳、パナーは30歳だと・・・。

お母さんは何歳になったの?と訊かれて「えーっと・・・30・・・」
と言ったら笑われました(苦笑

思い切って来てくれたソム君、そしてその背中を押してくれたパナー、
2人ともありがとう。

1時間ほどでしたが、とてもいい時間をもらいました。

ソム君は、今度は奥さんを連れてきますね、と言ってくれていました。
楽しみに待ちたいと思います。

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