やっぱり全員の受入れは間違った判断ではなかったと思いました。
リャンサイ、ピサール、カンニャの3きょうだい。
両親を交通事故で亡くしスナーダイクマエに入ってきました。
そのとき長男のリャンサイは中学生。
スナーダイクマエでは中学生以上の子どもの受入れができない
という規則があります。
でもきょうだいをばらばらにするのはかわいそうで、そんなことは
できないと思い特例として3人を一緒に受入れすると決めたのです。
そのリャンサイがついに高校を卒業し、就職が決まりました。
高校卒業は昨年の秋に決まっていたものの、就職が決まらず
施設のお手伝いをしながらここで暮らしていました。
そんな彼の就職先はピースインツアーアンコール。
先輩たちが通訳やガイド、そして事務員を務める旅行会社です。
会社から電話があり、リャンサイの就職が決まらないのであれば
ちょうど警備員に空きが出たのでどうかということでした。
そんなわけでようやく彼の卒院式を執り行うことができました。
いつもは日本食メニューをリクエストする子どもたちですが、今年は
なんとBBQ。
ソカーおじさん曰く、牛肉と鶏肉、そしてイカを18キロ購入したそうです(笑
お肉どーーん! |
イカどーーん! |
調理担当のランさんと子どもたちで串に刺したそうです。
いつもは料理に忙しくなる私も今年は何もせず楽をさせてもらいました(笑
青空BBQ、みんな楽しそう☆ |
焼いても焼いても追いつかないお肉・・・(笑 |
ついにナイター営業 |
なぜか主役とおかあさんが汗だくで焼く係りに(笑 |
リャンサイからみんなにあいさつ、そして一人ずつリャンサイにお祝いの言葉を。
卒業生もそれぞれお祝いを言ってくれたのですが、「スナーダイクマエは
外の社会と全然違う、自分たちはここで守られていたということがわかるはず
です」と語りかけてくれていた内容が印象的でした。
実感がある卒業生たちの言葉です。
そしてソカーさん、私とお祝いの言葉を・・・。
最後はみんなからプレゼント。
リャンサイに隠れてみんななにやら作ってました |
前まではもう会えなくなるくらいの勢いでみんな泣いてしまって大変
だったのですが、これまで何人もの卒院生がいて、みんなその後も
ここに遊びに来たり、一緒にごはん食べたりしているので、リャンサイも
そんな気持ちで安心していたのかもしれません。
きょうだい、親戚(いとこ)たちとのショット |
みんなと |
ここにいるみんなを頼ってほしいと話しました。
就職する会社の社長さんも警備員から始まり、今はトップに立っている
とのこと。
ここからリャンサイがどれだけのがんばりをみせるか、私たちがどれだけ
支え合うことができるか、また新しい一歩が始まりました。
どうかリャンサイのことを応援して下さい。
両親を亡くし、いつも下のきょうだいたちのことを心配していた心やさしい
お兄ちゃんです。
あー、ブログ書いてると泣けてきました・・・。
昨日は泣かなかったのになんででしょうね(笑
おめでとうございます。
返信削除寂しくなるとは思いますが、本当に嬉しいことですね。
写真や文章から、本当にスナーダイクマエが素敵なところだというのが伝わってきます!
6月に訪問させていただいたのですが、写真を見ていると、またみんなに会いたくなってきました。
ayakoさん
削除コメントありがとうございます!
コメントの少ないブログなのでうれしいです(笑
こうして子どもたちを送り続けて何年にもなりますが、それぞれの思い出が
あって感慨深いです。私たちの場所を素敵な場所だと言って下さってありがとう
ございます。
8月に再訪ツアーも企画されていてもう募集始っているみたいですから、もし
興味があればピースインツアーさんに問い合わせてみてくださいね。
子どもたちも一度来て下さった方が再訪されるととても喜ぶと思います。