2012/11/11

2012卒院式【セレモニー編】

卒業生が初めて出てからもう5回目の卒院式。

今年の卒業生、サイハーとスレイニーのために先輩3名もかけつけて
くれました。
3人とも現在ピースインツアーアンコールの社員をしている、ラーヴォ、
パナー、サヴィーです。

そして子どもたち、スタッフ、伝統舞踊の先生も大集合。


まずはおなかを満たしてから、それがスナーダイ流です(笑
大量のトンカツを前におのずとテンション高めの子どもたち。


いつもは10分ほどで終了の食事タイムも今日はゆっくり。

おなかを満たしたところで、まずは子ども達一人一人から卒業生へ
メッセージを・・・

普段から分かれているグループごとに手紙やプレゼントを手渡します。
とぼけたキャラのソチアもがんばってお手紙を書いたようです(*´∀`)

ジャイアンキャラのオンからは手作りの卒業メダル贈呈!

指導主任デットからは、卒院証書を授与されました。
さすがはデットさん、何も言わずともきちんと準備してくれていました。
子どもにはわかりづらいかもしれないけれど、彼なりの愛情ですね。


卒業生や伝統舞踊の先生からは社会に出てからの心構えや、スナーダイでの
教育がどのように今後活かされるのか、先輩としての経験を伝えてもらいました。
      

私にとってこの二人は自分で受け入れを決定した初期の頃のメンバー
なので、難しい話よりもとにかく・・・あんなに小さかったのに・・・という
思いでいっぱいでした。
二人とも10歳未満で自分の意思にかかわらず家族のいない施設に預けられ
なにもわからない中で私の言うことを一生懸命聞いてついてきてくれたんです。

「私のことをおかあさんと呼んでくれてありがとう、二人の努力とその先にある
幸せを信じています。二人とも一人ではないから、しんどいときはここにいる
家族に会いにおいで。」
なんとか涙をこらえて話すのが精一杯でした。

最後に二人からみんなへの言葉。

サイハーはこぼれそうな涙をぐっとこらえて話しました。
スレイニーは話し始めてまもなく泣きじゃくりましたが、ラーヴォが
「がんばれ」と声をかけて、なんとか最後まで話していました。
子どもたちもいつもとは違う表情で真剣に耳を傾けていて、やっぱり
けじめをつけてセレモニーを行うことは大切だと感じました。


最後にみんなで集合写真。

住む場所は離れたとしても家族であることにはなにも変わりない。
希望と不安を抱えつつ社会に出て行く二人を今年もこうしてみんなで
送り出すことができました。

その場にいたのは私たちですが、日本から長年に渡り子どもたちを応援し
続けてくださっている皆さんに心からお礼申し上げます。

2 件のコメント:

  1. 色々な境遇があってスナーダイクマエに来た二人だけれど、この日ほど「一人ではない」と感じた事は無かったではないでしょうか。
    3人の先輩達のようにいつでも胸を張ってみんなに顔を見せにやってきて欲しいですね。

    返信削除
    返信
    1. 宮沢さん
      いつもコメントありがとうございます。
      二人ともお父さんという存在を感じることなくここまで来ました。
      できるだけお父さん的役割も意識してきたつもりなのですが、私だけ
      ではなく、スタッフや子どもたちという心強い存在に助けられてきた
      ように思います。
      卒業したから関係が終わり、ということではないのがスナーダイクマエ
      だと思っています。
      二人が後輩たちに自分のしてることをしっかり語ってくれる先輩に
      なってくれればうれしいですね。

      削除