昨日作ったちまきを携えて、今日はみんなでお参りに
行く予定でしたが、私の判断で中止にしました。
カンボジアの人たちにとってお盆のお寺詣りがとても
大切なことは知っています。
でも早朝からの豪雨、長雨になりそうな雰囲気を見て
のんきに準備しているスタッフを止めました。
行く前に施設内ですることがあるのに・・・。
カンボジアの人くらい楽観的になれれば良い面もあるの
かもしれませんが、やっぱり施設を預かる責任があると
思うとそうばかりは言ってられず・・・。
あー、また空回りかな・・・と朝から一人で考え込んで
いました。
そんな中、NGOの大先輩であるクメール伝統織物研究所の
森本さんから電話を頂きました。
いつも元気な博子さんらしくないですよ、そんなに落ち込まずに
という励ましのお言葉、そして具体的な対応策や今後の見通し
などを話して下さり、ほっと気が抜ける思いでした。
森本さんのところもかなりの水位で大変なはずなのに・・・。
ありがとうございました。
そのあともプノンペン在住の友人やシェムリアップの色々な
方々からメールやメッセージ、お電話も頂きました。
息子をのぞいて常に日本人が自分一人と言う環境を何事も
ないときはあまり意識せずに過ごせます。
でもこういうときに、物事への取り組み方や見通しなどで温度差
を感じてしまい、一気に落ち込んだりもするのです。
皆さんの気持ちをたくさん頂いていたそのとき、スタッフが私の
部屋をノックしてきました。
いよいよ1階の一部が床上浸水し始めた、と。
ね、出かけてる場合じゃなかったでしょ(笑
私も階下にかけつけて浸水箇所をチェック。
スレイニーたち4人の部屋と、使っていない2段ベッドなどを
保管してる部屋にじわじわと水がしみ込んできています。
建物入り口3か所は土のうを積んで浸水を防いでいたのですが、
建物の外側の壁から水がしみこんできてしまっています。
とりあえず木製のものは長時間水につけるわけにいかないので
全員で2階の空き部屋に移動させました。
スレイニー達の部屋も床がうっすらと濡れる程度なので、こまめに
モップで拭きとるように伝えました。
食料と今後の清掃に必要なものの追加についてスタッフと話し、
子どもたちへの衛生指導について話し合いました。
あちこちにちらばって保管されていたいすや机もすべて一か所に
整理し、日々の掃除がしやすいように整えます。
気分の落ち込みで午前はまったく見回りをしていなかったので
めちゃくちゃになっているところの多いこと多いこと(苦笑
まだ雨はやみません。
どこまで水位が上がっていくのか、もう想像もつきませんが・・・。
楽観的なカンボジア人たち(つまりうちのスタッフと子どもたち・笑)
の中で、少しくらい繊細に戦う私がいてもよいか、と。
そんなことを思いつつ、部屋に戻りました。
色々と励まして下さった皆さん、本当にありがとうございます。
気にかけて頂けることがどれだけ励みになるか、痛いほどに実感
しています。
がんばります。
0 件のコメント:
コメントを投稿