2011/06/02

夏に向けて

今年も日本で開催されるスナーダイ・クマエ絵画展。
子どもたちは今日も作品に取り組んでいます。

以前からブログにも書いてきましたが、カンボジアの公立校では
一般的に美術の授業がありません。
絵具の使い方も知らない子がほとんどです。
色を混ぜると新しい色ができることも、何と何を混ぜればどんな
色ができるのかも知りませんでした。


11年前に私がここに来たばかりの時、支援物資にあった絵具や
クレヨンをつかって、子どもたちに絵を描こう!と提案したことが
あります。
日本の幼稚園では絵を描くことが当たり前だし、当時カンボジアの
状況をよく知らなかった私はみんながさらさらっと描くと簡単に
思っていました。

そして子どもたちはなにを描いていいのかわからず、大きな用紙の
すみっこに小さい絵を少しなぐりがきして終わったり、最後には
紙全体を真っ黒に塗ってしまう子もいました。


ワントンはスナーダイ・クマエではまだ新入生(笑)ですが、最近
楽しい絵を描くようになってきました。
性格がどちらかというと内向きの子なので、最初は心配もありましたが
やっと子どもらしいいたずらっぽい表情を見せてくれるようになってきて
います。
写真の手元にある絵にもたくさんの色を入れているので明るい雰囲気
に仕上がりそうですね。楽しみです。
彼にとっては自分の作品が日本で展示されるのは初めての経験になり
ます。

難しいことを考えているわけではなく、子どものときに様々なことに触れ、
感じてほしいと思っています。
特に新しく入ってきた子どもがそれによって表情や態度に変化が出てくると
ほっとするのです。

2 件のコメント:

  1. 海外ボランティアで訪問したときに、日本で絵画展が開催されると聞き、一緒に訪問したメンバーと絵画展でまた会いたいねと話していました。

    絵画展が開催されること、楽しみにしています。

    日程等はまだ分からないですか?

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  2. みきえさま
    コメントありがとうございます。
    子どもたちがお世話になってありがとうございました!
    皆さん、お元気でしょうか?

    絵画展の日程は決まっておりますので、近日中にこの
    ブログにUPしますね。
    会場には私もずっとおりますので、お目にかかれるのを
    楽しみにしております。
    よろしくお願いします。

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