話題の巨大絵画。
今年も高槻東ロータリークラブの上場様や高槻市のご協力にて
描かせて頂けることになりました。
2年前は大きな絵を描くこと自体に戸惑いつつ、ちょうど雨期で
施設が冠水、床上浸水しながらも描き上げました。
去年も同様に床上浸水から絵画のキャンバスとなる帆布を守り
抜き(冗談抜きでそんな感じでした)完成。
初年度は私が子どもたち全員を両手で包みこむスナーダイ・クマエを
表現、昨年は施設にある動物、カンボジアの農村風景と営みを
組み込んでカンボジアの宝物を絵で伝えました。
今年もまずは下書きから。
巨大絵画では絵を描くことだけではなく、相談することで意見をまとめ
1つの形を作って行く過程に大きな意義があります。
そこには自分の意見が通らないことや、意見を聞いてもらうために
工夫して説明すること、それらをまとめていくことなど様々な経験が
あるのです。
面白いなあと思うのは、1年目に少しだけとっかかりを教えておくと
あとは自分たちでやっていくこと。
少しのヒントから自分たちでやり遂げていく力と可能性を子どもたちは
持っています。
大人の役割は、そのあとをただ見守ること。
途中で軌道修正の必要があれば一言声をかけるだけでOKです。
先読みしすぎてあれこれと手を出したくなる気持ちもありますが、そこを
我慢することで子どもたちの創造性が導き出されるのかもしれません。
地味に続けることがスナーダイ・クマエスタイルです。
すぐに結果が出なくてもいいし、大きな成果を求めているわけでも
ありません。
ただただ続けることで「自分のモノ」にしていくことが大切なのです。
去年までは施設で一番絵の得意なサイハーくんがいましたが、卒業して
しまったので今年はどうなるかな?と思っていました。
そんな私の心配をよそにどんどんアイデアが出て、今年も子どもたちの
「カンボジアを日本に伝えたい」思いがつまった絵ができました。
下書きの小さい絵を大きく拡大して描く方法は2年前に伝達済み。
子どもたちはサクサクと作業を進めていました。
外周の長さを測ります リャンサイとチョムラン、頼もしいじゃないですか |
どんなに絵になっているのかお見せしたいところをぐっと我慢(笑
寝転がるのは行儀悪いわけではありません 足の裏で布を汚さないため、です(笑 |
Interesting blog, best for all children
返信削除