クリスマスイブの12月24日、スレイミアッちゃん(7歳)が新しく入ってきました。
まだかなり緊張気味 |
そして遅れること2日、今度は姉妹で二人の女の子が来ました。
スレイラーちゃん(7歳)とスレイリンちゃん(9歳)です。
緊張感ゼロな二人(笑 |
スレイとはクメール語で「女」という意味です。
女の子の名前の頭に「スレイ」がつくのはカンボジアでは珍しいことではなく、
うちの卒業生にもいましたね、スレイニー。
スレイミアッちゃんはもうずいぶん前から受け入れが決まっていたけれど
書類が整わずになかなか手続きが進まなかった子です。
そしてスレイラーとスレイリン姉妹は、卒業生のスレイニーが勤務する
アロマ製品の販売店「クル・クメール」のスタッフからの要請で入ってきました。
クル・クメールのオーナー篠田ちひろさんから相談を受けて、数か月前から
書類を準備してもらっていました。
まだ3人とも施設のルールや時間割など慣れない中で過ごしています。
すでにここで暮らしていた子どもたちが優しく日々のことを教えています。
子どもたちは近くにいる大人から習うものです。
スタッフが根気強く丁寧に子どもたちに毎日接しているおかげで、ほかの
子どもたちも新しい子どもに優しく教えることができるのですね。
スタッフが子どもたちを叱りつけてばかりだった15年前とは全然違います。
子どもたちに私の思っていることを理解してほしいという一心で、黙々と
自分の信じるやり方を実行してきましたが、今ではローカルスタッフにも
それが定着してくれているようです。
時間がかかることを前提にしておけば、焦ることはまったくありません。
たいへんやな…と思うことはなかったとは言わないけれど、その向こう側を
見る楽しさを知ってしまったら苦ではなくなるものです。
この3人もきっとほかの子どもたち、スタッフから優しく見守られて、子どもらしい
毎日をはぐくんでいくと思います。
どの子にも初めてここに来た日があります。
その瞬間にどんな印象を持つのかはとても大切なことだと思っています。
私が日本に帰国中で不在にしていても新しい子を受け入れられるようになって
いる今、それは15年前にはまだ壁の向こう側にあった景色なのかもしれません。
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