4月13、14,15日はカンボジア正月の三が日です。
神様へのお供えも準備します |
子どもたちの学校もカンボジアでいうところの年末年始は長めの
お休みになります。
正月休み中の出来事をまとめてお伝えしてきたいと思います。
4月11日
まずは掃除と飾り付け。
総出での作業 楽しそうです |
仲良し兄弟 |
4月12日
恒例の年末ゲーム大会
写真最後列中央辺りにいるのがサイハーとパナー |
児童養護施設スナーダイ・クマエの子どもたちの日常やお知らせなどを発信しています
4月13、14,15日はカンボジア正月の三が日です。
神様へのお供えも準備します |
子どもたちの学校もカンボジアでいうところの年末年始は長めの
お休みになります。
正月休み中の出来事をまとめてお伝えしてきたいと思います。
4月11日
まずは掃除と飾り付け。
総出での作業 楽しそうです |
仲良し兄弟 |
4月12日
恒例の年末ゲーム大会
写真最後列中央辺りにいるのがサイハーとパナー |
大食いの子どもたちを外食に連れて行くときに一番よいのは
食べ放題BBQ。間違いないです。
今回は何かと子どもたちをサポートしてくださっている英語のセイ先生
のご提案で実現。
スナーダイ・クマエから徒歩圏内のお店にしたので、夕方からみんなで
歩いて行ってきました。
うちの周辺も整備されましたね |
以前は歩道ががたがたで歩きづらく、信号もないところを横切るのは
怖かったのですが、今はどちらも整備されて快適に歩くことができます。
10分ほど歩く中で年長のピセイとおしゃべりしました。
かわいらしくうっすらお化粧をしていたので、おでかけがうれしいんだな
と思いました。
到着しました |
手前左が先生 |
これが食べ放題 |
夜でもこんなに明るい |
コンコンと部屋をノックする音。
何かと思ってドアをけてみると、子どもたちがおやつを持ってきてくれました。
この日のおやつ当番は、スレイメッ、トラー、コンの3人。
手前からコン、スレイメッ、トラー |
今月最後のモニタリング。
先に紹介した子どもたちの村とは正反対に40kmほどの村に行って
きました。
この時期のカンボジアは本当に暑くて、ただ村に行くだけなのに体力が
奪われます。
今回は4きょうだいでおなじみだったうちの3名、チェイン、キア、スレイオン
です。長兄のトラーは、町にある高校に進学することを希望し、家庭の環境は
改善されているものの本人の意思でスナーダイ・クマエに残りました。
子どもたちが帰還してからは、お母さんが手工芸のカゴ編みを始め、市場で売って
収入を得るようになっていました。
新しいお父さんは田畑を所有しているので、暮らしには大きく困っていません。
ただ、3人の表情、態度を見ていると規則正しい生活、自習などがきちんとできて
いるのか心配でした。
お母さんに確認すると、3名ともに怠惰な面がありつつ洗濯や掃除などはそれなり
にやっているが自習はかなり怠っているとのことでした。
また、チェインが16歳になっているためIDカード作成が済んでいるか確認した
ところ、お母さんがどうすればいいのか分からないと言います。
役所に持参する書類を説明し、すぐに取得するよう促しました。
こちらの家庭は経済的な不安はほとんどないのですが、保護者が子どもに
うまく教えられていないことも多く、せっかくスナーダイ・クマエで身に
つけたはずの習慣が薄れていることを感じました。
お母さんが子どもたちを大切に思う気持ちはいつも話していてよく分かります。
カゴ編みをすることで少しでも収入を増やそうとしている気持ちも伝わって
きました。
子どもたち3人には、お母さんに何もかも頼るのではなく、協力してお母さんの
家事などの負担を減らすように話しておきました。
もう少しお母さんの気持ちを考えられるように、これからも促していこうと
思います。
脱施設化政策の下で施設から家庭に帰った子どもたちですが、一緒に暮らして
いたこともあり、これからもこうして見守っていきたいと考えています。
児童福祉政策の方向性は年々明確になってきてはいるものの、そのために増える
費用の負担は政府からありません。
そこは私たちとしても頭の痛い部分ではありますが、子どもたちのこれからの
一助となる活動を今後も継続していくつもりです。
今月2か所目のモニタリングは、スナーダイ・クマエのある町なかから
約40km離れたところにある村で行いました。
一番経済的な面で心配をしている家庭のソウピアでしたが、表情が非常に
明るくはつらつとしていました。
頼りにしていた姉夫婦は、仕事の都合で隣のバッタンバン州に行ってしまい
従姉妹にあたる女性の家で暮らしています。
この方への聞き取りによると、勉強もしているし家の手伝いもしていて、
問題なく過ごしているとのことでした。
好きな教科は英語とのことでしたが、帰還時に姉が約束していた校外の英語
教室には通えていないので近いうちにそのサポートができないかを検討します。
姉からの仕送りが少ないので、田んぼの収穫時期にはいくつかの畑を回り
アルバイトをしていると聞きました。
従姉妹のお姉さんも人柄がよく、ちょうど昼食前の時間でしたがてきぱきと
料理をしている姿が頼もしく思えました。
最後にハグをして別れたので体も大きくなっていることを感じました。
何とか高校卒業までサポートし、好きな英語の能力向上のためにこちらも
できることを考えていくつもりです。
一番心配していた子だったので、健康そうで本当によかったです。
昨年、家庭環境に改善がみられたと判断された子どもたちを
保護者のもとに返しました。
帰還後、最低3年間はモニタリングが義務付けられているため
スナーダイ・クマエでは多ければ月に1度、少なくとも2か月に
1度は面会に行っています。
先週も6名の子どもたちに会ってきました。
まずは施設から一番離れた村(約70km)のシエンリン、セイラー。
2人とも元気で村の高校に通っていました。
自宅から学校まで少し離れているため、親戚の人と一緒に学校のそばで
暮らし、週末だけ自宅に帰っているとのことでした。
成績もクラスで上位、がんばっている様子が分かりました。
文房具を手にする二人 |
カンボジアでは16歳になると身分を証明するためのIDカードを保持
しなければなりません。
何をするにもこのカードが必要で、選挙や公的証明の作成などその
使用目的は多岐にわたっていて、これがあれば自分が本当に自分で
あることを証明できるということになります。
スナーダイ・クマエでは、それぞれの子が16歳になるたびにこのカード
作成手続きのために役所に出向きます。
今年はクンティアが16歳。
もう16歳になったのかと驚きますが、毎回どの子がカード作成をすることに
なっても同じように驚いている自分に笑ってしまいます。
どうもいつまでもみんなちびっ子のような気持ちで見てしまうんですよね。
手前がクンティア本人 |
証明写真撮影 |
今からもう15年以上前に卒業したパナー。
ときどきこのブログにも登場しますが、先日パナーがガイドをさせて
いただいたお客様から仕事中のパナーの写真を頂きましたので紹介
いたします。
地図を指して何か説明していますね。
資格を持つガイドさんだけが着用できるガイド服姿のパナーは、普段
スナーダイ・クマエに遊びに来てくれるときとはちょっと雰囲気も
違うように感じます。
小さいころは名前を呼ぶだけで泣きべそをかいていたパナーですが、
こんなに堂々とガイドの仕事をして、そのキャリアはもう15年・・・。
2人の娘の子育てもしていて、前回娘たちに会ったときはYouTubeで
日本語の単語の動画を見せていたので教育熱心なパパの姿を垣間見ることも
できました。
卒業生の先輩たちが仕事や家庭を大事にしている姿を見せてくれるように
なったここ10年ほどは、今施設にいる子どもたちにも将来の自分の姿を
思い描いてもらいやすくなったと感じています。
このブログをご覧の方でカンボジアに来られる予定ができた方はぜひ
パナーにガイドを依頼していただきたいと思います。