2015/03/18

卒業生ラーヴォの結婚【披露宴(ニャムカー)】

儀式を終えてほっとしたのもつかの間、翌日は披露宴です。
会場は同じく奥さんとなるナリーさんの実家。
スナーダイ・クマエの子どもたちやスタッフも一緒にかけつけました。


当日11時半に出発となっておりましたが、私はその日も朝から訪問者対応。
静岡大学の先生でした。
心理学がご専門で、施設での勤務経験もあるという方だったのでついつい
話が弾んでしまい、9時から10時までとお願いしていた訪問時間を大幅に
超えて11時前までご一緒させて頂いてしまいました・・・・。

私が先生の対応をさせて頂く間、美容師インターンのユンとその師匠ノリコさんが
女の子たちの髪の毛をアレンジしてくれていました。
女の子たちはちょっと緊張気味かな
師匠はローカル美容室で結婚式用の髪をアレンジしてから登場。
斬新なデザインに驚く日本人をしり目に、ノリさんかわいいを連発するスナーダイ女子
たちでした(笑

そんなこんなで私もクメール衣装にささっと着替えて、髪を師匠にアレンジしてもらい
めったにないことなので日本人だけで写真撮影。
ドヤ顔!笑
左から美容師師匠のノリコさん、私、子どもたちの和太鼓教室師匠のサキさん、
そして2001年から7年間スナーダイクマエの日本語教師を務めてくれたアイ先生。

子どもたちの準備も万端!ということで、11時半ちょうどに出発進行。

って、私ドライバーなんですよ・・・笑
ソカー主任はスナーダイクマエ所有のピックアップトラックを運転、荷台には子どもたち。
そこに乗り切れない子どもたちは私のピックアップの荷台に乗りました。
この衣装でトラックを運転するおかあさん・・・おそろしや・・・笑

そして40分ほどで無事に会場に到着。
まずは入り口で集合写真、青い衣装の女性が新婦ナリーさん
こんな日が来るとは2000年4月に施設に降り立ったときには想像もしていません
でした。

カンボジアの披露宴はとにかく「食べること」中心。
一つのテーブルの席が埋まったら(席は決まっていません、来る時間もみんなまちまち)
料理が運ばれ、一つの料理が空になると次の料理が運ばれてきます。
ラーヴォは私たちのためにあらかじめ3つのテーブルをあけておいてくれました。
さすがはわれらが主任のソカーさん、ラーヴォと事前に打ち合わせ済みで子どもたちを
3テーブルに分けるのも最初からわかっていたようでスムーズに運びました。

日本から駆けつけてくれた佐野君(左)
ラーヴォの結婚に合わせて日本から駆けつけてくれたのは、日本語教師のアイ先生
だけではありません。
以前、地球の歩き方ツアーでスナーダイクマエを訪れてくれた佐野くんも。
子どもたちから「パパ」の愛称で親しまれています。
佐野君の再訪を知ったカンちゃんは「パパ!!!!」と叫んで飛びついていました(笑

そして会場では卒業生のサヴィとサイハーにも会いました!
目つぶってますがな、おかあさん(苦笑
2人とも正装して先輩の晴れの日を喜んでお祝いしていました。
もう一人の卒業生パナーも来たかったそうですが、ガイドをしているためにお客様が
いるとのことで欠席。先日会ったときに「参加したかったです・・・」と寂しそうでした。

披露宴のメニューは下記の通り。





あいかわらず料理写真だけは間違いない、わたし(笑
村での披露宴は久々でしたが、どれもおいしくみんなでもりもりといただきました。

食べてばっかりですが、他になにするの?という疑問、日本人の皆さんなら思い
ますよね?
食べて、食べて、食べて・・・・終わりなんです。冗談ではなくほんとです。

みんなが食べている間に新郎新婦は何度かお色直しをしますが、幼少時の写真を
スライドで流したり、友人のスピーチや余興、両親への花束贈呈など、私たちが
思う披露宴の流れは一切ありません!(笑

好きな時間に来て、テーブルに座り、たまたま同席になった人たちととにかく出された
料理を食べて、最後の料理のころに出される封筒にご祝儀を入れます。
会場の出口にハート形の箱がありますので、そこにご祝儀を入れて退場、終了です。

お色直し、赤い衣装も似合ってました
見てください、この二人の幸せそうな顔!

家庭の事情で施設に連れて来られた子どもたちが、いずれ自分の家族を
持つ時が来たら、なによりもその家族を大切にできる人になるようにと、その
思いで施設の教育を行っています。
ラーヴォはきっとまたみんなの先輩としてお手本を見せてくれることでしょう。

2人が仲睦まじく、末永く、幸せに過ごせるようにそっと心の中で祈って会場を
あとにしました。

子どもたちも本当に楽しそうでした。
2人の姿に自分の未来を想像してくれていたらうれしいですね。

ラーヴォ、ナリーさん、本当におめでとうございます!


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