2015/01/22

若輩者ですが

昨日の夕方訪問してくださったのは20名の人生の先輩方。
毎年何度か添乗員としてお目にかかる、ゆうエージェンシーの相葉さんの
引率でした。

相葉さんは10年近く前から施設訪問をしてくださっているので、子どもたちが
卒業して社会人になっているのもご存知です。
ご自分のお客様にスナーダイクマエをぜひ紹介したいという気持ちで必ず
ご訪問下さいます。

爆笑ののち和やかに
まずは私から施設概要、施設運営の理念などのお話を・・・
皆さん最初からとても真剣に私を見つめてくださっていたので、もともとすごい
緊張するタイプの私は手汗MAXに・・・
正直に「すみません、あまりに皆さんの視線を感じるので手汗が・・・」というと
爆笑してくださいました。
おかげさまでそこで私の緊張はほぐれて、最後まで伝えたいことをもらすこと
なくお話しできました。
初対面の方の前で話すというのはそのときの臨場感を一身に受けるので、
話すほうだけはなく聞いてくださる方の雰囲気や表情によって、話す内容も
大きく影響されると思います。
受け取って下さっているという感覚を持てた瞬間に言葉がスラスラと出てくるのは不思議なものですね。

そして院内ご案内のち、あまり時間がなかったので子どもたちから院の歌
スナーダイ・クマエのうた1曲だけ合唱させて頂きました。
私の事前の話を聞いた後で、その教育理念(って書くとかっこいいけど、毎日
やってることですね)の中で育っている子どもに会ってもらうことでより理解を
深めてもらえると思っています。

中に教育に長く携わっていらっしゃる女性がいて、とても興味を持って接して
くださったのが印象的でした。

昨日のお話の中でもお伝えしたのですが、日本でも大変なことがあり社会的
弱者として生きている人がたくさんいるのにどうして自分はカンボジアにいるの
だろうと思うことがあります。
でもせめてこのカンボジアで15年間にもらってきた経験から紡ぎだす言葉を
日本の皆さんにお届けすることで、自分の意図するところを超えたそれぞれの
皆さんのお役に立つことがあればと願って心を込めてお話ししています。
これがささやかな恩返しとなれば・・・。

昨日のように受け取っていますよという言外のメッセージを私も受け取ることで
お伝えするという役割を初めてまっとうできるようにも思うんです。
人生の先輩方がどのように受け止め、感じてくださったのかいつかお尋ねして
みたいですね。

番犬も一緒に(笑
最後の集合写真を撮ってくれたのはソカー指導員主任。
ガイドのポーキーさんは皆さんに誘われて撮影されるほうに(笑
まるで番犬も入れたかったかのようなアングルに、ちょっと笑ってしまいました。

とても地味なことではありますが、5000キロ近い距離を移動して、ここまで
足を運んでくれる人がいるからお話しできることもあるんですよね。
若輩者の私に恩返しの機会をくださってありがとうございます。

皆さんを見送りながらそんなことを考えていました。



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