2014/06/29

出荷の次は・・・

空になった養殖池。
遊ばせておくわけにはいきません。

出荷して数日で池の内部の掃除を始めます。

最初はこれで・・・
池の水を抜きます。
もともとは雨季に冠水したときに敷地内にたまった水を外に出すために
購入したポンプ。
こっちでも活用しています。

機械の操作はサンおじさん
みるみるうちに抜けていく水。
この池の水は循環していないので、一度養殖が終わると内部を掃除する必要が
あります。
この作業をきちんとしないと次の養殖に影響があるのです。

こんなときに力になるのが男の子たち
底がヘドロのようになっていますが、食べ残したえさや魚のふんが堆積している
んですね。
さらに他の魚や稚魚が残っていると、今度新しい魚を入れた時に面倒なことに
なります。みんなでなにも残さないように水を抜きつつ、水中にあるものをさらって
いきます。

もう一息
今は雨期なので完全に乾燥させるのはちょっと難しいかもしれませんが、一度
カラカラにしないといけません。
その後細かい諸々の作業がありまして・・・

ようやく次の稚魚を放流と言うことになります。

この作業を知らなかったときは年に最低でも4回は稚魚を放流し養殖ができると
思っていました。
実際は多くとも3回くらいしかできないことが分かりました。

時間と経費をどれだけ節約して利益を大きくとれるようにするか、カンボジア人
スタッフにはそのつど学んでもらえたらいいかなと思っています。

大切なのは「自分のこととして考えること」。
施設ができてから経済的な部分は支援者の方へのご連絡なども含め、カンボジア人
スタッフとしてはどこか「他人ごと」のような気持ちがあったように思います。
そうではなく、自分たちでもなんとかしようということを自覚してほしいのです。

自分にできることは何か、時間はかかってもそれぞれに行動してほしいなと思って
います。



次の養殖はソカーおじさんが一から手掛けることになっています。
私の期待はMAXですが、おじさんはプレッシャーもなさそうです(笑

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2014/06/28

養殖魚を調理

問題なく養殖魚の販売は終了したのですが、去年よりちょっと単価が
下がっていたのが残念でした。
そのへんはその時々によるので一喜一憂しないようにしましょう。


養殖魚って子どもたちも食べるんですか?、よく聞かれる質問です。

はい、食べますよ☆

調理部隊豪快にやってますね
普段の料理でも魚はよく食べるのですが、こんなに大きな魚を何匹も
頂くのはこのときくらいです。

今日のメニューは・・・
ノンバンチョッ(米麺のつけ麺)、お魚の身がたっぷり入ったたれをつけて
いただきます~。


写真撮影は指導員主任のソカーおじさん。
おじさんのカメラにはあまり笑わないようです(笑


今回も養殖用の魚以外の種類が池から見つかりました。
おそらく他の魚を見つけた時に池のほうりこんでしまっているようですが、
共食いなどの恐れがあるので違う種類は入れてはいけません。

ちびっこ男子を中心に、ソカーおじさんがかなり詳しく注意してくれていた
ので、次回からはもう大丈夫かなと思います。

毎日のお手伝い時間では魚のえさ作りやえさやり、池の補修などがある
ので、みんなの努力で大きくした魚たちです。
今回もおいしく頂くことができましたが、これからは採算がとれるようにして
いくための工夫もみんなで知恵を出し合ってほしいですね。
専門家の方の助言から次回は少しやり方を変える予定です。


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2014/06/26

養殖魚の出荷

来月初めから始まる絵画展のために一時帰国している私ですが、
出国の1日前に敷地内養殖場で育ててきた魚の出荷がありました。


6月18日午後3時


仲買のおじさんたちが豪快に池に入り捕獲作業開始。
魚たちがだんだん見えてきました。


我ながらよく育っていると・・・笑


すべて手作業でかごに載せて量ります。
前回と同じ方法、なんかもっとうまいやりかたはないのだろうかと思いつつ・・・笑

軽トラの後ろをいけすに改造、ここにどんどん魚をほうりこんでいくのも前回と同じ。


ようやく2度目の出荷を終えましたが、課題はたくさんあります。

この出荷の前に、次回からは魚の成育状況と経費のデータをもう少し細かくとる
ように話しました。
その他、専門家の方より頂いた情報と次回からの育て方についても話し合い、
まずは魚のいなくなった池の洗浄にすぐにとりかかることとしました。


私からの指示を待つのではなく、カンボジア人スタッフには自分たちのこととして
自覚を持ってもらうために私も工夫して会議を進めます。
どんな進め方かは企業秘密(笑

カンボジアの人はこうだからこんなふうに話せばうまくいく、なんていうテクニックは
ありませんから(笑
相手も自分も人間だということさえ忘れなければよいのです。


それはさておき、こういう日は子どもたちにとってちょっとしたお祭り気分なひととき
ですね。
特に男子達は喜んで大きくなった魚たちをいけすに運んでいました。

続きはまた次回。


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2014/06/18

日曜は伝統芸能の日

ノイノイノーイという先生の掛け声が響いてくると、それは日曜
朝8時のお知らせ。
カンボジア伝統舞踊教室の時間です。

今は小さいクラスがバンブーダンスの見せ場を猛練習中。

男女1組で踊ります
うっかりすると足を竹に挟まれるので真剣です。

次に練習する二人も真剣に見ています
まだときどき足を挟まれるので大きい子たちからもアドバイスの声が・・・
このあと別の2組も練習しましたが、まだもう少しと言う感じでした。
今日の伝統舞踊はこれで終了。


そして新しくこの日から始まる和太鼓教室。
先生は在住日本人のサキ先生。日本でずっと和太鼓をしてきて、全国大会で
1位になったこともあるそうです。

まずは柔軟体操から
バチの持ち方や姿勢などを丁寧に教えてくれるサキ先生。
聞く子どもたちの表情もかなり真面目です。

やっぱり子どもは覚えが早い??
最初にいくつかのリズムを教えてもらうと「いける」と思った先生は自分の
吹く笛に合わせて叩くように指導。

ここの子どもたちは教えやすいとは先生談。
説明中にザワザワしたり、ウロウロしたり、勝手に太鼓を叩き出すような
ことがないのと、言ったことをすぐに実践するので進みが早いと言って
頂きました。
絵画教室や伝統舞踊教室もそうなのですが、集中力があるのだと思います。
そしてそれは普段の生活習慣が基礎になっているように感じます。

ミーティングでスタッフの話に耳を傾けることや、時間割通りにきちんと
動くこと、それぞれの時間割のときにはそのことに集中することなど。
まずそこができていないと習い事どころの話ではありません。

スナーダイクマエではその両立がうまくいっているのですね。
普段なかなか目に見えない成果を発見できたひととき。

先生方のデモンストレーションも
今回は先生の太鼓仲間が日本から遊びに来ていたので、一緒に指導して
頂き、最後に二人で演技を見せて下さいました。
二人で3つの太鼓を左右に移動しながら叩きます。
子どもたちは体を揺らしながら食い入るように見ていました。

最後はみんなで決めポーズ
この表情がすべてを物語っていますね。
初めての太鼓教室ですが、みんな本当に上手でした。
サキ先生のお仕事の都合もあるので、毎週というわけにはいきませんが
不定期でも継続でこれからも和太鼓を練習することになっています。

先生方、おつかれさまでした。ありがとうございます。

多感な時期にできるだけの経験をしてほしいですし、伝統舞踊も和太鼓も
みんなの才能をどんどん伸ばす機会になればいいですね。

おちび二人はずっと見学、もう少ししたらできるようになりますよ


最後になりますが、太鼓を貸し出して下さっているピースインツアーアンコール社
様に心からお礼申し上げます。
子どもたちの教育のために大切に使用させて頂きたいと思っています。



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