2014/01/31

一緒に歌いました♪

1月最後の訪問は横河オークン会の皆様。

コンポントム州に小学校を寄付されて11年間カンボジアに
通い続けていらっしゃるとのこと。
スナーダイクマエにももう9回も足を運んで下さっています。

最初の頃は皆さんに施設のご説明をするのも緊張緊張
でしたが、年々お目にかかった顔が増えてきてかなり
リラックスできるようになりました。

今回は隣のコンポントム州からの移動を経ての施設訪問
だったのでご到着が少し遅れましたが、子どもたちもちょうど
学校から帰ってきてよかったです。

まずは私から施設のご説明と敷地内のご案内。

そして昨年の写真や寄付などを頂戴し、子どもたちからも
自己紹介と歌の発表をさせて頂きました。

年長グループは嵐のふるさとを合唱。
次にちびっこたちによるカンボジアの歌、アラピヤを。

この歌はどこでも歌われているもので、週末にさあ歌おう!と
みんなが歌って踊りだすという内容なのでコンポントムの
小学校に通い続けていらっしゃる皆さんにもおなじみの曲でした。

ということで、みんなで大合唱。

ちびっこのダンス、いつ見てもかわいいです
いつもは微妙に外れていく手拍子も今日はばっちり合っていました(笑

最後に名物ガイドポーキーさんがみんなの集合写真を撮影。
クメール語で面白いことばかりいうのでみんなも笑顔。
ポーキーさんありがとう(笑
お一人お一人最後に私にも声をかけて下さったのがとてもうれしかったです。
握手をして下さった方もいるのですが、私もこんな優しい手になるような
年の重ね方をしたいと思いました。

スナーダイクマエを訪れて下さるグループのほとんどが10年くらい続けて
来て下さる皆さんなのです。
つまり私たちの活動が試行錯誤を重ねながらも子どもたちを育て続けて
いる様子を見守って下さっている方々、ということになります。

そんなに長い間、他の誰かを気にかけて応援し続けることができる
でしょうか・・・。
それを思うたびに私たちがどれだけ幸せかを感じるのです。
皆さんの気持ちを子どもたちにつなぐのが私にさせて頂けることなのかな
と思っています。

横河オークン会の皆様、今年もありがとうございました。

オークン!!

2014/01/29

安心しました

長期の冬季一時帰国を終えてスナーダイクマエに到着したのは
午前0時前。
空港に迎えに来てくれたマネージャーのソカーさんと車中で
ちょっとしたミーティングをし、施設に着いた時には真っ暗でした(笑
もちろん子どもたちは就寝中。
起こさないようにそうっと部屋に戻る前に、ソカーさんと明日の朝
改めてミーティングをする約束をしました。

翌朝のミーティング後、現場をこの目で確認するべく敷地内を
歩きまわってきました。
うちの敷地は坪にして3300はあるという計算なのでまさに歩きまわる
感じなのです(笑

報告メールに写真はありましたが、前夜はまっくらで何も見えなかった
のでいよいよ全貌が明らかに・・・どきどき。

手入れの行き届いた花壇
まずは勝手口を出てすぐの植え込み。
きれいに草刈りがされて、手前にはお花の苗木も。

すごいな~、私がいない間に・・・。

水草に覆われた養殖池、むむむ・・・
ソカーさんと一緒に養殖池に向かうと、あれれ・・・なんか水草が・・・
一抹の不安・・・

水草を棒でつっつくソカーさん、大丈夫かしら
ソカーさんが持ってきた餌を池に向かって撒くと、

無数のお魚さんたちが・・・
めっちゃ飛び跳ねてました(笑

乾季だと高く売れるとにこにこ話してくれるソカーさん。ありがとう。

入口から池に向かう小道の先に・・・???
むむ!階段がついてました~
池は淵のところを1mほど盛り土しているので以前は「よいしょ!」と
登らないといけなかったのですが、用務員のサンおじさんの提案で
階段をつけたそうです。


なんかすごいなあ、乾季なのにバナナも芝生もお花の苗もすごく
元気だし、毎日ちゃんと手入れしてくれていることがよーくわかり
ました。

日本を発つ前は寒さにやられて限界だった気持ちもこっちに来て
またやる気満々に(単純・笑

そして最後はいつもの・・・
マンゴー、どーーーん!笑
敷地内にある約20本ほどのマンゴーの木がすべてこの状態。
あとちょっとで食べられますね。

14年前の敷地と言えば赤土とヘドロとゴミしかなかったような
記憶ですが、今ではこんなに緑いっぱいに・・・。

やっぱりみんなで一緒に手入れして、大事に育てていくことって
大切ですね。
時間をかけて保ってきたものをこれからも大切にできる心を育てて
いきたいと思いました。

到着したときには見れなかった子どもたちの元気な顔が見れて
本当に安心しました。

2014/01/26

子どもたちのことを知ってもらう機会

今年はいつもより長い冬季一時帰国となりましたが、その理由の1つとして
施設のことを知って頂く場を多く頂いたということがあります。


12月13・14・15日 絵画展@尼崎

12月19日 名古屋学芸大学短期大学部 事前授業

1月18日  長野県飯田市カンボジア訪問 事前授業

1月25日  世界連邦運動協会加古川支部平和の集い 活動報告


この他にも個人的にお目にかかり施設の話をさせて頂く時間もありました。

飯田市で高校生の皆さんに事前授業

平和のつどい@加古川市

尼崎絵画展の時はとある取材も・・・

世界連邦運動協会加古川支部には施設創立時から支援を頂いているので、
何度もお邪魔してこれまでも活動報告をさせて頂いてきました。

飯田市にお邪魔したのはNPO南信州みどりの基金の皆さんと10年来の
ご縁があり、この春のカンボジア訪問に際して事前授業の要請を頂いた
からです。

この他にも初めて大学でお話をさせて頂く機会も頂きました。

ひとつ取材も受けたのですが諸々の事情により詳細は後日ということに
なります。

絵画展はもちろんのこと、こうして私たちの活動や取り組みが社会の
中でどのような役割を果たしているのかをお伝えできる機会ができて
きているのはうれしいことですね。

私がこうして日本にいる間、現地スタッフから毎日メールで子どもたちの
様子や運営に関わる報告が届いていました。
卒業生たちも施設を訪ねた時の様子をメッセージしてくれたりしていたので
安心して過ごすことができたと思います。

子どもたちはそれぞれの学年で元気に学校に通い、うちのお手伝いや
絵画教室、伝統舞踊の練習にスポーツにと励んでいたようです。
元気そうで、私も早く会いたくなっています。

今年は代表の私、現地スタッフがそれぞれの役割を明確にしてゆく
一年にしたいと思っています。

なによりも子どもたちの育つ環境を最良に保ち、支援して下さる一人一人の
方々の気持ちが子どもたちに届くよう努めていこうと思っています。

日本でできることは精一杯させて頂きましたので、またカンボジアに戻り
そこでできることに励みます。

今年はさぼらずにこのブログもカンボジアにいる間はしっかり更新します・・・(笑



2014/01/21

不在中の様子

私が不在中の施設や子どもたちの様子、毎日メールで報告が来る
のですが、最近は写真も一緒に送られてきます。

ということで、ダイジェストで写真を一挙公開(笑

セメントをこねて・・・

祠の周りもこんなにきれいに

養殖池への入り口が立派に!
私が出発する頃には草がぼうぼうだった場所が花壇になり、こんなにきれいに・・・
写真を見てため息が出ました。

葉っぱを刻んで・・・

魚のえさも自分たちで作ります
そしてそれを食べた魚たちは・・・


こんなに大きく成長していました!

ついでに・・・
マンゴーも豊作(笑

中学校を卒業したあと職業訓練校に通うユーンも、
みんなのヘアカットをしているようで順調ですね~。

乾季の間は畑もします

畑のそばの荒れた場所も整理していますね

そしてそして・・・
絵画教室でも次々に作品が生まれている様子♪


この写真はラタナーですが、彼の作品は少ないながらもいつも大人気。
今年もどんな創作があるのか楽しみです。

ということで、かなり駆け足ですが最近の子どもたちの様子です。

私が今回の帰国をする前に5年前に指導員を退職したソカーおじさんを
呼びもどしました。
私の補助をしてもらう人と考えた時に彼以外は考えられず、2度会って
5時間かけて話をして、戻って来てくれることになったのです。

その効果絶大!

私が気になっていた敷地内の整備はほぼ完了している様子です。
何事も遅々として進まないカンボジアですが、この1カ月あまりで
ここまでやってくれるとは・・・さすがソカーおじさん!

もうすぐカンボジアに戻りますが、実際に見るのが楽しみになってきました。

2014/01/19

長野 飯田市へ

NPO南信州みどりの基金からのお招きで初めて飯田市で施設のお話を
させて頂きました。

飯田の皆さんとはもう10年来のお付き合いになります。
クメール伝統織物研究所の伝統の森の中に学校建設をされて、その
運営を見守っていらっしゃる皆さん。
そして年に一度はメンバーの方がカンボジア視察をされるのですが、
その際にスナーダイ・クマエにも立ち寄って下さいます。

スナーダイクマエの子どもたちだけではなく、施設運営がだんだん変わって
行く姿を見続けて下さっている皆さんです。

いつも会う場所はカンボジアだったのですが、今年の3月に飯田市の
高校生と共にカンボジア訪問されるということで、事前学習の場に
呼んで頂きました。

何度も施設に来て下さっている方、初めて来る高校生の皆さんに向けて
総合的に施設の説明をさせて頂くと言うことで色々と考えてお話を
させて頂きました。

驚いたのは最後の質疑応答の時間。
30分すべてを使い切るくらいの勢いで次々に手が挙がります。
話し手としてはこんなうれしいことはありません。
施設のこと、交流についての不安点、私への個人的な質問からカンボジア
料理のことまで笑いもありで楽しく終えることができました。

皆さんとのご縁がこんな形で日本につながっていくことはまったく想像して
いなかったのですが、私が帰国していることを知って声をかけてくださった
伊澤先生のおかげだと思います。
いつも温かいまなざしで私が変わっていく姿も見てくださっています。

皆さんと撮った写真がこれだけなのが残念・・・
3月のカンボジア訪問が有意義なものとなるよう私のお話が少しでも
お役に立てば幸いです。
高校生の皆さんは施設の子どもたちと同世代の子も多いので子ども
らしい交流をしてもらえたらいいですね。

今度は私たちがカンボジアで皆さんをお待ちしております!


2014/01/07

遅ればせながら・・・

新年明けましておめでとうございます。

施設のあるシェムリアップでは1月1日に在住の外国人が新年を祝い、
2月になると中華系の方々が旧正月を、そして4月になるとカンボジア人
がクメール正月を祝います。
その間、一度設置したイルミネーションなどの飾りがそのままのことが
多いので、わりとずっと正月気分です(笑

子どもたちの通う学校は12月31日まで普通に授業があります。
1月1日は休日ですが2日からはカレンダー通りに授業が行われます。

10年以上前から12月31日にお祝いすると決まっていて、みんなはそれを
楽しみにしています。

スタッフに写真撮っておいてねとお願いしたのですが、たぶんカメラを
持っているスタッフにそれが伝わっていなかったのか、スマホを持っている
スタッフからちょっとだけ写真が来ました(笑

カンボジア料理・ノンバンチョッ
お米の麺をつけ麺風に食べます

みんなの笑顔もいいですね
みんなにとってのお正月はやはり4月なので、1月にはそれほどの思い入れは
ないのかもしれないけど、いつもと違う雰囲気って子どもの時は楽しかった
ですよね。

何人か風邪ひきの子がいるみたいなので、早く回復してほしいなと思います。


今年もこうして新しい年を迎えることができ、私が不在でもスタッフから
報告がありました。
歩みは遅くとも、少しずつ変わっていくスナーダイ・クマエを今年もどうか
よろしくお願いいたします。

皆様にとっても幸せを感じることの多い1年になりますように。