その後毎年カンボジアに通われて、これまで2冊のカンボジア関連の
写真集も出されています。
最初の写真集には幼い頃のチョムランが掲載されています。
そして今年も足立さんとめぐるカンボジア撮影ツアーにて皆さんが
施設を訪問して下さいました。
その少し前からチョムランが日本語でスピーチを書き、私に添削してほしい
と持ってきていました。
彼の生い立ち、施設のこと、今の思いなどを綴っています。
チョムランのスピーチ
学校の勉強はあまり得意ではない彼ですが、学校を休んだ姿を見たことが
ほとんどありません。
その理由もスピーチを読んでわかりました。
間もなく、この15年チョムランの成長を見守ってくれた足立さんと、その
ツアーの添乗員としてチョムランがずっと日本語を教えてもらっていた
佐々木愛さんが施設を訪問されるということで一生懸命練習していました。
交流、発表会ではチョムランが覚えたてのスピーチをさせて頂き、
皆さんから大きな拍手を頂きました。
本当に大きくなりました、本当に |
のですが、うちに来てまだそんなに経っていない2人のちびちゃんたちは
待機(笑
見よう見まねでエアカスタネットしてました(笑 |
横のサロァツちゃんが大きく見えます |
盛りあがっていました。
私は足立さんと少々お話する時間を頂きました。
今回のツアーで初めて施設を訪問される方のために施設説明もさせて
頂きましたが、最後の方では足立さんとの思い出や、チョムランの
小さい時の姿、色々と励まして頂いてきた道のりが頭の中をめぐり
感極まってしまいました。
一言で15年と言いますが、誰かと途切れずにお付き合いさせて頂けると
いうことの尊さを改めて感じたひとときでした。
私たちの施設ではそんな長年のお付き合いの支援者の皆さんがほとんど
であることに感謝しています。
ガイドは卒院生のパナー |
パナーも佐々木さんに日本語を教えてもらってきた一人です。
日本語スピーチコンテストで上位入賞をしたこともある彼はどんな思いで
チョムランのスピーチを聞いてくれていたのでしょうか。
十数年前、いつもここで一緒にいた佐々木さん、年に何度か顔を合わせる
足立さん、そして子どもとして施設にいたパナーとこんな一枚を撮る日が
きたんですよね。
先のことなんてなにもわからない、でも今目の前にある一つ一つのことを
丁寧に自分のやり方を見つけながらやっていくこと。
足立さんに「博子さんは子どもたちとしっかり向き合ってきたことに自信を
持ってこれからもここで自分やり方を続けていけばいい」と言っていただき
ました。
その言葉にはうわべの気持ちではなく、本当に私や子どもたちのことを
一人一人の人間として見守って下さってきた思いが詰まっているように
感じました。
最後に記念写真 |
きた15年でしたが、時を超えて大きな贈り物を頂いたような気持ちになる
時間でした。
皆さん、ありがとうございました。
足立さん、佐々木さん、ありがとうございました。
そしてがんばったチョムランに心から拍手を送りたいと思います!
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