きっかけは昨年夏に東京で開催した絵画展、日本アセアンセンターにて
アンコール小児病院との共催でした。
その際に担当の方より、カンボジアでも子どもたちの絵画を紹介しませんか
と声をかけて頂いたのです。
小児病院といえば2000年に私が孤児院で暮らし始めたときからずっとずっと
子どもたちがお世話になっています。
当時は手が足りず、私も早朝から子どもを病院に連れて行ったり、深夜に
救急で運んだりしていました。
そのたびに親切に対応して下さっていたのは、なんといっても赤尾和美
看護師がいてくれたおかげです。
歯科検診、ヘアカットボランティアの派遣など病院にお世話になっていることは
数知れず。
そして今回はフレンズセンター内の展示スペースを貸して頂けることになり
本当によい機会を頂いたと思っています。
オープニングレセプションは夜開催だったので出席は私と主任のデットのみ。
子どもたちは夕食前に会場に行って、一足先に自分たちの作品展示を
見ることにしました。
病院の活動や歴史についての紹介ボードに見入る子どもたち。
DVD鑑賞ブースに移動し、より詳しく病院のことを知ります。
絵画展示だけではなく、ちょっとした社会見学にもなったようですね。
自分の作品が展示されている子はとてもうれしそうでした。
子どものときに自分を誇らしいと思える機会があることも大切な経験だと
思います。
自分を大切に思ったり、仲間のことを一緒に喜べる心を育てるきっかけに
なってほしいです。
最後にみんなで集合写真。
この展示は8月20日までとなっています。
まだまだ続きますので、それまでにカンボジアに来られる予定がある方は
どうか子どもたちの絵画をご覧ください。
同時に孤児院オリジナルグッズの販売もしています。
さらにその売上は孤児院だけはなく一部病院にも寄付させて頂くことに
なっています。
子どもたちの絵をご覧頂き、違った側面のカンボジア、新しい世代の成長を
感じて頂けたらと思います。