2012/02/24

スナーダイ・クマエ通信2012・第2号配信しました

いつも遅れがちの通信ではありますが、今年の第2号を昨日
配信させて頂きました。

今回のトピックは日本語スピーチコンテスト、その他おしらせ
なども盛り込んでお送りしています。

ブログをご覧の方で配信ご希望の方は下記アドレスまで
ご一報ください。
snadaikhmer98@gmail.com

その際にはできるだけパソコンのメールアドレスでお願い
します。
携帯アドレスの場合、こちらのアドレスを受信設定にして
頂くことをお願いします。

2012/02/20

地球の歩き方ツアー 2012春 その3

この交流ツアー、3日間日本から来た皆さんと交流するの
ですが、最終日は午前中に施設のお手伝いということで
作業時間があり、夜はお別れ会をします。

お別れ会、最初は参加者の方々と子どもたちでカンボジア
伝統舞踊の観賞会。
子どもたちも習っている伝統舞踊、段取りがわかるのか最初
からノリノリで合いの手を入れつつ盛り上がっていました。

写真は天女の舞、アプサラダンスとよばれるものですが、これ以外にも
少数民族の舞踊なども数種類が披露されました。
実際にプロの舞踊を目にする機会が増えた子どもたちは最近自分たちが
演じる時もよく声が出ます。
やはり本物を見ると言うのは最大の学びの機会ですね。

そして図書室に移動し、最後のお別れ・・・。






プノンペンから帰ったばかりのスレイニーはさっそくスピーチを発表。
子どもたちから参加者へ日本語で書いたメッセージを送ったり、合唱を
披露させて頂きました。
参加者の皆さんからも「キセキ」を歌って頂きました。(子どもたちが聴きたかった
そうです)
そして皆さんから子どもたちへてづくりの記念品を頂きました。


この交流ツアーの最大の特徴は、支援する側される側と明確な線引きなしに
お互いにそれぞれの国の文化や現在のことを伝えあうことができる、という
事だと思います。

参加者の方にはカンボジアでの経験を持ち帰り、周囲の皆さんにも伝えて
ほしいと思います。
子どもたちも日ごろの練習を成果を見て頂いたり、カンボジアの伝統文化を
一緒に楽しんだり、なによりも温かい態度で接してもらえたことが今後の
やる気につながっていくことでしょう。

みなさん、本当にありがとうございました。

最後になりますが、このツアーの企画にあたって下さっているPIT東京様、
PITアンコールの皆様に心からお礼申し上げます。

2012/02/19

日本語スピーチコンテスト2012

カンボジアの日本語学習者にとって1年に1度の大イベント
日本語スピーチコンテストが今年も王立プノンペン大学内の
CJCCという施設で開催されました。

今年は「絆フェスティバル」というイベントと同時開催。
多くのカンボジア人、外国人でにぎわっていました。

私とスレイニーは前日の2月18日にプノンペンに移動。
バスに揺られて6時間にもかかわらず、体調万全で元気に到着。

前日も当日の朝もゲストハウスの部屋で最後まで練習をしていた
スレイニー。
昨年は出場できたものの入賞を果たせず悔しい思いをした分
気合が入っています。


203名の応募原稿から、日本渡航経験がない「さくらの部」10名と
渡航経験者の「もみじの部」5名選抜されての発表です。
スレイニーは「さくらの部」で参加、10名中発表は10番目でした。

スピーチ「がんばるぞ」は、昨年の悔しさをいかにばねにして
今日のスピーチに取り組んだか、その経験を今後どう活かしたいか
を綴っています。

発音やアクセントはほぼ申し分なし。
親ばかではありません(笑
練習よりもはるかによくとおる大きな声で自信を持って発表する姿に
スナダイ精神を感じました!

そしてどきどきの結果は審査員特別賞(3位入賞)!!
スレイニーの努力の賜物です。

賞品として日本語の電子辞書を頂けたこともまた励みになると思います。

コンテスト終了後に施設の入り口で記念撮影。
昨年は浮かない表情でここを去ることになったスレイニーでしたが、
今年は晴れやかなままシェムリアップに帰ることができます。

翌朝のバスでシェムリアップに向かう前、いつもの朝食屋台で鶏肉ごはんを
食べるスレイニー。

「クイティウ(米でできた麺)を食べるとバスに酔います」と。
最後に一緒にアイスミルクコーヒーを飲んでバスに乗車。

なぜかバスに酔ってしまったスレイニーに原因を訊くと「たぶんコーヒー・・・」と。

苦笑

バスに乗るときはクイティウとコーヒーに注意です(笑

途中の休憩地点コンポントムで「酸っぱいものが食べたい」というスレイニーに
未熟のマンゴーを渡すと、すぐに回復しました。

とりあえず無事施設に戻り、みんなと笑顔で再会。

スレイニーの挑戦は他の子どもたちの励みになったと思います。

今年もいい経験ができました。

2012/02/14

バレンタイン♪

すっかり忘れていました、バレンタイン(笑

朝から誰かが部屋をノックします。

ん??と思って開けると、カンちゃんとヤーちゃん。

どうしたの??と訊くと、
「おかあさん、バレンタインです。みんなから!」と
笑顔で渡されました。

これ→
メッセージカードと花。

こういうのをもらうと、本当にがんばってきてよかった、と思いますよね。


ここにある顔は・・・誰でしょう(笑
鼻までハートになってます。

私は修理中の車が戻ってくるのを待って、夕方子どもたちに
チョコレートとグミを買ってきて渡しました。

しかし渡したのは夕食後、ちょうど自習時間が始まる直前。
いつも食べられないチョコレートを手にして狂喜乱舞の子どもたちは
収拾がつかない状態に・・・(笑

自習を見る担当になっているダラ、ごめんなさい・・・。
でも今日くらいはちょっと許してあげて下さい。
スタッフにもチョコレートあげました(笑

一緒に暮らし、笑い、喜び、こういう経験が子どもたちの心を豊かにし
自分以外の誰かを大切にしようという気持ちが育つのではないかなと
思います。

ハッピーバレンタイン!
お母さんはみんなを愛しています!!

2012/02/11

TV出演のお知らせ 2月11日BS-TBS「未来へのおくりもの」

今年もまたTVで孤児院の活動を紹介して頂く機会に恵まれました。

私が一時帰国中の1月にご連絡を頂き、珍しく東京で(日本で)事前に
打ち合わせにも呼んで頂きました。

内容はお楽しみに、ということにして・・・(笑)


2月11日(土) 
BS-TBS 「未来へのおくりもの」
午後10時から10時54分
http://w3.bs-tbs.co.jp/mirai/index.html
番組の詳細は上記URLよりご覧ください。


番組のスポンサーが三菱フィナンシャルグループということで
番組放送後は下記サイトにて動画配信という形でもご覧頂ける
そうです。
http://www.mufg.jp/csr/movies/

BSがご自宅では観れないと言う方も、インターネット環境があれば
パソコンでご覧いただけます。


子どもたちや卒業生もインタビューを受けていましたし、どんな
内容で放送されるのか私も楽しみです!

できるだけ多くの皆様にご覧頂きたいと思いますので、周りの
方々にもぜひぜひお知らせ頂きみなさんでご覧くださいね。

甲南大学同窓会HPにて紹介いただきました

いよいよ今晩10時から放送になる、BS-TBS「未来へのおくりもの」
私の出身の甲南大学同窓会HPでも告知して下さっています。

http://www.e-konan.net/event/archives/2012/02/post-124.html

昨年、同窓会誌「甲窓」の甲南人というコーナーにも載せて頂いた
のですが、今年は来月発行予定の甲南大学広報誌「甲南Today」
にも載せて頂くことになっています。

甲南大学出身の方はご自宅に定期的に届くと思います。

皆さんに色々とご協力頂き、感謝しています。
ありがとうございます。

2012/02/05

地球の歩き方ツアー 2012春 その2

このツアーは土・日・月の曜日限定で行われています。
これは平日だと子どもたちが学校に行っていて、院にいないからです。

8年前、PITアンコールの大塚めぐみさんが細やかにこちらの要望を
訊いて下さってできあがって日程なのです。
おかげさまで子どもたちの普段の生活のペースを乱すことなく、皆さん
との交流を心おきなく楽しめるわけですね。

午前はこの春からの初めての試み、参加者の皆さんから子どもたち
への日本語教室です。
私は所用があり見学させて頂けなかったのですが、前日にみんなと
話している時は楽しみにしている様子でした。
きっと前回の教室も楽しかったのでしょうね。

その後は料理班と交流班に分かれます。
料理班はお昼御飯のハヤシライスを作り、交流班は料理に参加しない
ちびっこたちと遊びます。

私も夜ごはんに子どもたちがとっておいてくれたハヤシライスを頂き
ましたが、とってもおいしかったですよ。ごちそうさまでした。


そして午後からは子どもたちと参加者の皆さんの発表会から始まります。
今回の司会ヤーちゃん、私は彼女が意外にもしっかり司会役をこなして
いるのに驚きました。
女の子らしい優しい声ながらもしっかり務めていました。

まずはスレイニーの日本語スピーチ。
去年のコンテストでは入賞を逃した彼女ですが、そのときのスピーチを
きれいな発音でしっかりと発表させて頂いていました。

今年のコンテストでも原稿審査を通過、本番に向けて練習中なんですよ。

その後はとにかく日ごろの様々な練習の成果を見て欲しい子どもたちからの
発表が止まりません(笑




合奏、伝統舞踊にちびっこのお遊戯つき合唱、そして大きい子たちの
合唱、その他にもそれぞれの子どもがクメール語で歌を披露。

途中で参加者の皆さんもコントや歌、ダンスなどで子どもたちを楽しませて
下さいました。

カンボジアの学校では、音楽の授業がないことがほとんどで、うちの子ども
たちも楽器を始めてみたのは孤児院の支援物資だという子がほとんどです。
また普段の勉強やその他の練習の成果を発表する場も学校行事では
ほとんど設定されていないので、披露し褒めてもらうという経験がなかなか
できないんですね。

子どもって褒めてもらってやる気を出すものですし、見せる場所がないのに
がんばれと言われても難しいと思います。
そんな中、参加者の皆さんにたくさんの発表を見て頂き、子どもたちはいつも
うれしそうです。

日ごろの成果を見て欲しいということだけではなく、人を喜ばせたいと思える
心が育っていることも感じられます。


発表会が終わったら、最終時間まで遊び、遊び、遊び!です(笑

最近はお絵かきや折り紙よりも、サッカーにバドミントン、縄跳びやだるま
さんがころんだなど外遊びが中心。
耳の聞こえないサライ君も楽しそうにサッカーに参加していました。

途中休憩中の参加者の女の子とお話する機会もありました。
色々とお話させて頂きましたが、印象は「素直」の一言。
イマドキの若者は・・・とおばさんの私もついつい言いたくなる場面が多い
のですが、今日はとても素直な女の子とお話できて、これまでの若者への
印象もずいぶん変わりました(笑

このとき感じたことは自分のブログのほうに書かせて頂きたいと思います。

夕方まで元気MAXで遊び続け、後ろ髪ひかれる思いはありつつも
時間となりました。

皆さん、おつかれさまでした!

2012/02/04

地球の歩き方ツアー 2012春 その1

今年で8年目を迎えるこのツアー。
今では年間約300名の方々が孤児院を訪れて下さるように
なりました。

今日も春のツアー第2班到着です。

この交流ツアーでは子どもたちとの日本語での交流をメインに
カンボジアの子どもたちの置かれている様々な環境も知って
頂きたいと思っています。

初日の今日は私から孤児院の概要説明、子どもたちとお互いに
自己紹介など。

まずは私から少々お話など・・・。
孤児院の様子を伝えつつ、子どもたちの通う学校の状況や
家庭教育の重要性などもお話させて頂きました。
私たちの施設が今後どういったものを目指し日々活動しているのか、
卒業生、ローカルスタッフの現在もお伝えしています。
皆さん、緊張気味ですが私の顔を見ながら、ときおりうなづいたりして
一生懸命耳を傾けてくださっていました。

孤児院の説明が終わったら、いよいよ子どもたちとの対面です。

まずは子どものほうから自己紹介。
今日の司会役はヤーちゃん。
毎回子どもたちの中から司会を決めて、日本語の練習にさせて頂いて
います。

最年少女子のカンニャもずいぶんしっかりと自己紹介できるように
なってきました。

そして今回の訪問者の皆さんからも自己紹介。
よさこいソーランのリズムに合わせての自己紹介に子どもたちも
興味津々。笑いもありで楽しい紹介でした。

皆さん、前日に初めて顔を合わせたばかりだそうですが、カンボジアに
到着後ホテルでどんなふうに自己紹介をするのか考えて準備してきて
下さっています。

最後は子どもたちから「スナーダイ・クマエのうた」の合唱。
久々に私も合唱を聴きましたが、なんだか子どもたちが大きく見えました。

明日はほぼ1日交流!
今から元気をため込んでおいてもらわないと子どもたちについていけない
かもしれません(笑

きっとよい時間になる、そんな雰囲気を感じつつ皆さんを見送りました。