2012/03/31

お願い

孤児院訪問をご希望の皆様へ

スナーダイ・クマエを見学したいと言うご希望がある方に
下記お願い申し上げます。


訪問の予約はメールのみ受け付けております。


電話で「今日行ってもいいですか?」というご連絡を頂くこと
がありますが、特別な理由がある場合を除き対応できません
のでご理解下さい。


なんでもやります、というボランティアは募集しておりません。


訪問者の方へのお願いはこのブログの「訪問希望の方へ」
というページに詳細を記載しておりますのでご覧ください。



これまでこのようなお知らせを出す必要はなかったのですが
最近、スナーダイクマエがアポイントメントなしで行っても
子どもたちと遊べるという噂が旅行者の中で流れているようで
対応に大変困っています。

私たちはここで普通に暮らして、普通に仕事をしています。
訪問者の方の対応をメールで事前に日程調整することにより
毎日の仕事の予定もたてておりますので、いきなり電話で
「今日行きたいです」と言われても困惑してしまいますし、
アポイントメントなしでお越し頂いても対応することはできません。

また身元のはっきりしない人を敷地内に入れることは、責任
あるスタッフや私にとっても子どもを守ると言う意味で絶対に
できないことです。

子どもたちの家であり、カンボジア人スタッフが日々努力して
子どもたちの環境づくりをしている場所であることをご理解
頂きたいと思います。

スナーダイ・クマエ 代表 メアス博子

6 件のコメント:

  1. 博子さん、記事を拝読し、博子さんとスタッフの皆さんのお気持ちを察すると胸が痛くなりました。

    私は、20歳代の頃、日本の児童養護施設で4年間働いたことがございますが、施設の中で生活している児童の大半が、心と体を傷けられた子供ばかりでした。しかも、その原因は、身近な大人が関わっておりました。心身を傷つけられて入所してきた児童を守る為に、施設側は、アポイント無しの訪問者や、身元のわからない者、それに目的もみえず、訪問時間帯も伝えない者との接触に関しては、施設長の方針で、全てお断りしておりました。それが施設内の児童を守ることだと思いました。誰でもいつでも歓迎するような孤児院では、子供達の生活など守れないと思います。博子さんやスタッフの皆様のお気持ちをお察しいたします。

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  2. めぐみさま
    コメントありがとうございます。
    めぐみさんから以前のお仕事のお話など聞かせて頂き、私も勉強に
    なったことがありました。
    おっしゃるとおり、めぐみさんの書かれているような方を簡単に
    施設内に入れることはできません。

    スタッフも来た人がアポなしだとわかると帰って頂くようにしている
    ので、私に取り次ぐことはまれですが、いきなり「今日行きたい」と
    携帯に電話が来ることもあります。
    今日のアポを今日とる、初対面でこんなことあるのでしょうか?
    日本の常識は私たちが日本を離れている間に変わってしまったので
    しょうか・・・。
    それともカンボジアならと甘く見られているのでしょうか・・・。

    私たちの施設は「子どもたちの場所」であり、訪問者のための場所で
    ないことを日本語で日本人に言わないといけない自分自身が悲しくなる
    こともしばしばです。

    コメント本当にありがとうございます。

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  3. 親愛なるメアス博子さま。
    昨年放送されたdreamnavi.tvの動画
    youtubeにて拝見させて頂きました。

    気苦労も多い日々、12年もの長い間、
    問題のある家庭で育ち、傷ついた複雑な心を持った子供たちの
    面倒を見続けてきたその粘り強い精神力、感服いたしました。
    陰ながら、応援し続けさせてもらいます。

    子供たちが将来、孤児院を卒業しても、
    時には厳しく叱咤する本当のお母さんの様に接してくれた様に
    「私もスナダイ孤児院で、ちっちゃな子達の面倒をみたい」
    「別の仕事に就いても、休みの日はスナダイに帰って、子供の面倒をみたい」
    という気持ちを持った卒業生が今後更に増え、
    その中に、スナダイに金銭援助できるくらいの高級取りの卒業生も現れ、
    10年20年後、スナダイで育った卒業生を中心に、
    文字通り、カンボジア人だけで、スナダイクマエが
    自立できる日が来る事を祈っております。

    ただ、ブログの日付が大晦日に飛んでしまっているようですね...

    今後とも、お体にお気をつけ下さい「みんなのお母さん」

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    1. こんにちは、コメント頂きありがとうございます。

      私がずっとここでやってくることができたのは公私にわたり
      様々な方々の支えがあったからだと思っています。
      一人でできることには限界もありますし、人によって痛みや
      苦しみを我慢できる限界も違うと思うんです。
      そんな中で私は本当に周囲の方々に恵まれてきました。

      子どもたちの今後を楽しみに思える心の余裕ができてきたのは
      ここ数年のことかもしれません。
      今よりもさらに未熟だった頃の自分を思い返すと恥ずかしい
      事もたくさんありますが、懲りずについてきてくれるスタッフや
      子どもたち、そして温かく見守って下さる支援者の方々に恥じぬ
      生き方をしてゆきたいと思っています。

      そして子どもたちも、この人に対してはずかしい生き方はしたく
      ないとかこの人には失望されたくないと思えるような大切な存在
      を身近に感じつつ、自分を励まし律していける人生を歩んで
      もらいたいと思っています。

      温かいコメント、本当にありがとうございます。

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  4. このブログの日付が、だいぶ先の日付になっているのは、
    大事な「孤児院見学の際についてのお願い」が、
    ページの一番上に来るように、との配慮からでしたか...
    失礼しました。

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    1. はい、そうなんです。
      最近ようやくここまで強く言わなくてもよい状況になって
      きました。
      興味を持って頂けるのはありがたいことなのですが、あく
      までも施設は子どもたちの家であること、彼らにプライバシー
      があることを前提にお越し頂きたいと考えています。

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