2011/11/30

高槻アート博覧会11月1日(火)-30日(水)

大阪府高槻市で毎年開催されている「高槻アート博覧会」に子どもたちの
絵画が出展されることになっています。
イベント詳細は下記URLから!

高槻アート博覧会
「わくわくストリート」 11月1日(火)-30日(水)
高槻センター街商店街
縦3.5m横2.7mの巨大絵画を商店街のアーケードに展示。

11月12日のイベント
スナーダイ・クマエのオリジナルグッズ(Tシャツ、ポストカード、
カレンダー・DVD)の販売もあります!

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

巨大絵画制作中の子どもたち。
おおまかなコンセプトは最年長のサイハーが考えました。

どんな作品が出来上がっているのか、楽しみにしていて
くださいね~。

2011/11/27

横須賀洋写真展『ピース』 11月13日(日)-27日(日)@平塚

90年代後半、私がまだプノンペン在住だった頃に元夫の友人として
うちに滞在していた横須賀洋氏が写真展を開きます。




11月13日(日)~27日(日) 10:00~18:00
平塚カトリック教会パトリックホール  神奈川県平塚市夕陽ケ丘4-31
http://www.hiratsuka.catholic.ne.jp/
JR東海道線平塚駅南口より歩いて7分

以下、横須賀さんより・・・

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

ごあいさつ

個展「ピース」について


「ピース(peace)」という言葉を「平和」と訳すことに僕はいささかの戸惑いを抱きます。
「平和」という言葉のやや優等生的な語感と「ピース」という響きがが持っている豊かな
曖昧さとの間には大きな隔たりを感じるからです。
僕の中で「ピース」は抽象です。ごつごつとかざらざらした肌触りだったり、時にはクラ
ックやスクラッチが自然に入っていたりするイメージの言葉なのです。

今回の写真展は、「平塚カトリック教会」のテハン神父、「スタジオクーカ」に所属する
アウトサイダーアートの作家達、そして横田園芸の植物たちなどのそれぞれのポート
レートで構成されています。

タイトルを「ピース」としたのは、登場して頂いた方々の写真をこの言葉で一つに集約す
るのがなによりも相応しいと思えたからですし、誰しもが背負っているだろう業のような
ものが、ねじれや歪みを伴って、それでもなお麗しく見えることに感動したからに他なり
ません。

クリスチャンが十字を切るように、内田裕也が「ロックンロール」と叫ぶように、僕はま
だ見ぬ本当の「ピース」を信じてみたいように思います。 

最後になりましたが、本展覧会開催のためにご協力頂いた全ての皆様に心より熱く
御礼申し上げます。ピース!

2011年11月 横須賀洋
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

折に触れて私や孤児院のことを兄のように気にかけてくれる横須賀さんの
写真展、私もいつか実際に行ってみたいのですが、いつもカンボジア滞在
中でなかなか機会がありません。

ブログをご覧の皆さんには一人でも多く足を運んで頂けましたら幸いです!

2011/11/19

卒業生と食事会

ガイドに飲食店従業員にお土産屋さん勤務と卒業生たちも
いろんな職業に就いています。
土地柄、観光産業ばかりなのでどうしてもお休みは不定期。
みんなのお休みがそろうことがなかなかないのです。

そんな中、やっとみんなの予定が合ったので久々に一緒に
ご飯でも食べましょうということになりました。

去年孤児院を卒業し、現在PITAでガイドをしているパナーの
要望により日本食レストランでの会食。

同じくPITAでガイドしている先輩のラーヴォとカンボジアティー
タイム(ノムトムムーン)勤務のサヴィーは一緒に登場。

カフェモイモイ勤務のケインちゃんは私の車で一緒に(笑

みんな元気そうでした。

パナーは友人の誕生日パーティがあるということで先に帰りました。
左から、サヴィー・ラーヴォ・私・私の息子・ケイン。

「孤児院にいるときに子どもの仕事は勉強とお手伝いと言われていて
そのときはそれが嫌な時もたくさんあったけど、本当に仕事を始めたら
あの頃が楽だったのがよくわかる」

そんなことを話す社会人1年目の後輩を温かい目で見るラーヴォ。
今年から夜間の大学に通い始めるそうです。
会社の理解があるからできることと、さすが落ち着いた意見を言って
いました。

卒業生たちと年に数回こうして食事会ができるのは私にとっても幸せな
時間です。

今ではすっかり私の精神的支えになってくれている卒業生たち。
これからもいろんなことがあると思いますが、お互いに励ましあいながら
生きていって欲しいと思います。

2011/11/14

スナーダイ・クマエ通信第6号配信しました

不定期でお送りしています、スナーダイ・クマエ通信。
2011年第6号を先ほど配信させて頂きました。

支援者の皆様、孤児院を訪問された方々や絵画展の来場者の皆様
などに配信させて頂いています。

こちらにアドレスを伝えているのに届かない、または配信の必要がない
という方がいらっしゃいましたら下記アドレスまでご一報下さい。
さらにブログをご覧の方でこの通信の配信希望の方、いつでもご連絡
下さい!

snadaikhmer98@gmail.com
担当:メアス博子


今後とも子どもたちの成長を温かく見守って頂けましたら幸いです。
どうかよろしくお願い致します。

2011/11/12

サンスター賞 受賞

11月1日から30日まで高槻市で展示されている、子どもたちの巨大絵画。
すでに現地まで見に行って下さった方々からご連絡なども頂いております。
ありがとうございます!

この高槻アート博覧会出展に関して大変お世話になっている、高槻東
ロータリークラブの上場俊哉様より、うれしいお知らせがありました。

巨大絵画全28作品中10作品が受賞する特別賞に、スナーダイクマエの
絵画も含まれたということです。
特別賞・サンスター賞を受賞致しました。


12日の授賞式の模様

この日は商店街で孤児院のグッズ販売もして頂きました。


再度巨大絵画の写真を・・・


この絵画は主催者サイドのご理解により、展示終了後は私たちの元に
返して下さることになりました。
来年の夏の絵画展ではぜひ皆さんにもご覧頂きたいと思っております!

新しいブログ【メアス博子の雑記帳】

2ヶ月ほど前からこの施設のブログとは別に新しいブログを始めました。

いままでと、これからと-A day in my life -
カンボジア在住11年、メアス博子の雑記帳

上記のブログでは施設のことだけはなく、私自身の思いや感じたこと
などを不定期で綴っていこうと思っています。

どうにも忘れっぽい性格なので、少しずつ記録していくのもいいかなと
思ったのが書き始めたきっかけです。

日記以外にもいくつかのページを作っていますので、お時間のある
ときにゆっくりとご覧頂けましたらと思います。

スナーダイ・クマエ 代表 メアス博子

2011/11/10

満月の下で


カンボジアでは11月10日の夜が満月と言われていました。
子どもたちが数名、車座になって満月を見上げていました。

(写真をどうやっても縦にできません・・・)

ノンバンチョッをいただきます!

今日は連休2日目。

ところで、この連休いつまでなんでしょうか・・・。
カレンダーでは3連休ですが、たぶん学校が始まるのは月曜から。
かなり適当ですが、カンボジアではいつまでたってもこのスタイルは
変わりません(笑


今日のお昼ごはんは、ノンバンチョッというカンボジアのお米の麺で
作る料理です。


ノンバンチョッと子どもたち
大量の麺を前にびっくりの私でした・・・。
23.5kg購入したらしいのですが、デットが「去年は25kg買ったんですが
今年は23.5kgです!」と言っていました。
その1.5kgの差になにがあるのかはよくわかりません・・・。


テーブルに置かれたノンバンチョッ。
お米の麺、もやしやバナナの芽をきざんだもの、ネギやトウガラシなどの
薬味、そしてココナツミルクや落花生、魚のペーストなどを混ぜたタレです。

これをそれぞれの鉢に取り分けて、好きな味付けにして頂きます。


お箸に慣れていないちびっこたち。
なんかおかしくないですか??

そう、お箸を2本とも棒のように持って左手にはスプーン(苦笑
こぼさずに食べられればよしとしましょう・・・。



私が作ったノンバンチョッ。
もやし多めにしてみました。
おいしくて2杯食べたことは内緒にしておきましょう(笑


麺が足りないかもしれない、と食べる前から心配していた子どもたちですが
大丈夫でした。すこーーしだけ余ってました。


ちょうどお昼の時間、卒業生のラーヴォ、パナー、ケインも来たので一緒に
いただきました。
予定を合わせてきたのかと思ったら、全然別々だったようです(笑
お休みにこうやって遊びに来てくれるのはうれしいことですね。

みんなも食後に卒業生と話したり、遊んだりして楽しそうでした。


最後に、いつも一番落ち着いている卒業生のラーヴォが一言。
「ボートレースがないと、なんか・・・普通の日ですね(笑」

私もなんとなく思っていましたが、言っちゃいましたねぇ、ラーヴォくん(笑

2011/11/09

水祭り連休初日はおでかけ、お母さんは留守番

今日からカンボジアは水祭りの連休です。
毎年シェムリアップでは、川沿いが歩行者天国になり、川ではボートレースが
開催されますが、今年はあの洪水のせいですべて中止・・・。

これがないとまったく水祭りの雰囲気がしないです(苦笑


孤児院では連休の時、毎回遠足にでかけます。
今年も施設所有のバンと私のパジェロに分乗して・・・

なのですが、私はお留守番。

今年の遠足は、遺跡と西バライ(人口貯水池)だったのですが、遺跡に入る
には私は20ドル払わないといけないんですね、外国人ですから。
もはや見た目はカンボジア人でもいけそうですが(苦笑)、そんなに甘くないん
です。


うれしそうに出かけるみんなを泣く泣く見送り、私は一人でお留守番でした。

さみしい・・・。


帰ってきたみんなはかなり楽しそうでした。
指導員デットからもらった写真だけUPしておきます。

たぶん、象のテラスですね。
デットが一番はしゃいでるような・・・(苦笑




これも象のテラスかな。うしろにプラサットスープラが見えてますね。
みんな、こんな服はこういう日のために置いてるんですね。
ひらひらしてます(笑



これどこかな・・・・。
後ろの列、真ん中の女性は、伝統舞踊の先生です。
気軽にみんなで誘い合ってお出かけするのはカンボジアのいいところ。



ボートレースも歩行者天国も屋台もないけれど、やっぱりみんなで
おでかけすると楽しそうですね。
よかったよかった!

2011/11/08

みんなをすごいと思うとき

日本では電気、水道、ガスなどのライフラインや、家庭にある
電化製品や車などが不調のときどうするでしょうか。

修理=どこかに電話、ですよね?


お店を構えている人ですら、確かな技術を持っているわけでは
ないカンボジアでは、まず「自分で何とかする」が基本です。

最近、というか・・・、この数カ月、私の車の調子が悪くて何度も
修理屋さんに持って行くのですが、やっぱり直らないんです(苦笑

先日も乗りこんでエンジンをかけようとしたら、かかりません・・・


またかぁ・・・と思っていると、スタッフのデットがすぐに来てくれました。
「マダム(彼は私をなぜかマダムと呼びます・笑)、バッテリーがあがって
います」

呼ばずともラタナーとヒアッが駆け寄ってきて、デットの作業を手伝い
始めました。
10分ほどでなにかを完了させて(笑)、私の車は無事に動き出しました。


カンボジアでは車を修理に出すと所有者がずっと横で見ているんです。
車だけをお店に置いていくことはありません。
理由は、「部品を盗まれることが多いから」、「修理を見ておいてあとで
自分である程度はできるようになるため」なんです。

共通する意識は「自己責任」、盗まれても「見てなかった自分が悪い」
壊れたらできるだけ自分で直す、みんなたいていそういう考えです。

院内でもちょっとした電気配線くらいはスタッフや年長の男子がやって
しまいます。
トイレや排水口がつまっても同じです。
井戸の修理だって簡単なことなら自分でやります。

たしかに、畑の周りの柵や鶏小屋、洗濯洗い場などちょっとした土木?
的な作業も、材料だけ買ってきて全部手作りでやり遂げているんですよね。

もちろん、車や電気の修理の場合、理論がわかって直しているのでは
なく、手順を覚えているだけなので危険な場合もあるでしょう。

でもそんな理屈ではなく、「やれる人がいないから自分でやるしかない」という
現実なんですよね。

このときもラタナーがちょっとビリビリっとなっていましたが、「大丈夫??」と
慌てる私以外はみんなげらげら笑っていました(笑

小手先の修理になることも多いけれど、こういうとき本当にみんなのことを
単純に素直にすごいなーと思います。

2011/11/04

高槻アート博覧会 【写真を頂きました】

1日から大阪府高槻市で開催されている、高槻アート博覧会。

さっそく見に行って下さった方から写真が届きました!

商店街アーケードの入口、一番目立つ場所にかけて頂いていて驚きました。



近くで見るとこんな感じです。

自分で言うのは恥ずかしいのですが、虹色の腕の女性は私だそうです。
その中に子どもたち27名がいて、私の手の中にアンコールワットがあります。
腕の色が虹色なのは、7色=7日=1週間、毎日みんなを見守っていると
いうとだと聞きました。

日本人のおかあさんとカンボジア人の子どもたちが一緒に暮らす孤児院、
スナーダイ・クマエを表現しているとのこと。

周囲にあるのは孤児院の日常の風景。


原画考案は最年長のサイハーです。
そこにみんなのアイデアを入れてゆき、最後にこの絵になったそうです。


余談ですが、私の腕の中に子どもがいる絵を最初に描いたのは私の
息子なんです。
その絵は現在孤児院のロゴとなり、レターパッドやスタッフの名刺などにも
使用しています。

それを参考にサイハーがこの絵を考えてくれたのだと思います。


最後に、高槻まで見に行って下さったnaokoさん、いつもコメントやメール、
そして毎年の絵画展ご来場など、本当にありがとうございます!
おかげさまで現地に行けない方々にも絵をこうしてご覧頂くことができました。

2011/11/03

新しく始めるために・・・

田んぼの水を抜いています。

今年は洪水のため、ここに植えていたイネは全滅・・・
でも魚がたくさんいるので水を抜いて捕獲します!

が、この水抜きは魚を獲るためだけではないのです。
今年中に始めたい新しいことがありまして、そのためにはどうしてもまず
水を抜かねばならないのです。

新しいことについてはまた追ってご報告します!



おまけ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

洗濯用井戸に知らない子どもの顔が・・・
右はじはサリー、他の子はサリーの同級生。
遊び来てくれるのはいいんですが、サリー君、
今は自習時間のはず(笑
早く水浴びして勉強して下さい!

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

2011/11/02

世界一周写真展「はだか色」11月2日(水)-7日(月)

昨年6月に孤児院を見学して下さった美容師の田原洋平さんが、旅先で
出会った友人とともに旅の写真展を開きます。

世界一周写真展「はだか色」
場所 カフェ&ギャラリーOops! here I go again 
    (地図などは上記サイトでご確認ください)
日時 11月2日(水)-11月7日(月) 10:00-18:00
入場料 一人1オーダー

見学時、あいにく私は帰国中で実際にはお目にかかっていませんが、
写真展では写真集を販売しその収益をスナーダイ・クマエに寄付して
下さると言うことです。

こうして孤児院を訪問して下さった方々のつながりが日本で広がっ
いってくれていることをとてもうれしく思っています。
関西周辺にお住まいの方、もちろんそれ以外の方々もぜひぜひ足を
運んで頂けたらと思います!!