2011/06/27

ボランティアセミナー@大阪

絵画展を前に以前から告知しております通り、大阪でセミナーがあり
お話をさせて頂くことになっていました。

入り口はこんな感じ

中には絵画展の作品を一部展示させて頂きました。


最近は孤児院への訪問者に対してのレクチャーも卒業生で現在孤児院
の指導員をしているサォピーアに任せることが多くなっているだけに、
人前でお話することにかなり緊張・・・。

約20分のお話時間でしたが、皆さんには真剣に耳を傾けて頂きました。

これで少しでも興味を持って頂いて、絵画展にも足を運んで頂けたら
いいなあと思っています。


会場の方、日本アセアンセンターの担当者の方、地球の歩き方の方、
そしてピースインツアーの方、みなさん本当にありがとうございました。

2011/06/20

一時帰国します

今日の夕刻発の飛行機にて、日本に向かいます。
私の荷物のほとんどは絵画展で展示する作品、そして販売する
Tシャツやポストカードなどです。

7月は東京と神戸で、8月は和歌山でできるだけ多くの皆様に
子どもたちの作品をご覧いただきたいと思っています。

メールへの返信は通常と同じく可能ですので、なにかありましたら
メールにてご連絡下さい。
8月13日まで日本滞在となります。


皆様に日本でお目にかかれることを楽しみにしております!

2011/06/13

書道教室??

立ったまま書いてます(笑

以前から、子どもたちにしたいなーと思っていた書道。
異文化体験もあるのですが、日本語を書くときに書き順をきちんと
覚えてほしいことときれいに読める字を書いて欲しいというのがあり
ました。

今日は中高生限定です。

自分の好きな言葉や漢字をあらかじめ考えておくよう言っていたので
さっそく開始。

私は小さい頃に「字だけはきれいに書くように」と両親に言われてきた
ので、書道は必須の習い事でした。
私の母は小さい頃、座敷にきょうだいが全員呼ばれて、おじいちゃんの
指導のもと自宅で書道をしていたそうです。
両親ともに文字をきれいに書くので、おかげさまで私もみっちりと仕込まれ
てしまいました(笑

まずは私がお手本を書いて、それを見ながら・・・とはいえ、自由に書いて
ますね、子どもたち(笑

今回書いたものは絵画展にも持って行って展示しようと思っています。

が、先にちょっとだけ・・・

みんな上手に書けた・・・と思います。
会場でもじっくり皆さんにご覧頂けたらと思います。

2011/06/09

突風に備えて

上のほうでなにか声が聞こえるので見上げてみると・・・

見えますか??
子ザル、じゃなくてオーンとラタナーです(笑

この通り。

6月はまだ雨季の始まりの時期で、例年はさほど強い雨や風はない
のですが、今年は雷雨、強風にも見舞われています。

カンボジアで「傘の木」と呼ばれるこの木の特徴は枝が真横に伸びる
こと。
その分風に吹かれると大きく揺れるのです。
木が倒れるかもしれないということで、二人が枝を剪定していました。


剪定と言えど、リャンサイの体と比べてもわかるようにこの大きさの枝。

たしか高校2年生のスレイニーが孤児院に来たばかりの時に植えたはず
なので、この木ももう10歳以上。
最初は私の身長(150cm)くらいしかなかったはずです・・・。
カンボジアの植物の成長の早さには驚かされます。

今の日本なら「あんな危ないところに子どもを登らせて」としかられるかも
しれませんが、カンボジアの子どもたちはたくましいですよ。
ささーーっと登って、枝を切り、すーーーーっと降りてきます。

こうしてみんなで雨季に備えていろいろな対策をする日々なのです。

2011/06/07

大雨の夜

夕方6時ごろから降り始めた激しい雨によって、孤児院の
デイゴの木が倒れてしまいました。



数時間激しく降り続き、食堂や日本語教室もくるぶしあたりまで
水がたまってしまいました。
幸い、うちの食堂も教室も建物の中ではないので机やテーブルを
軒先に避難させれば大丈夫でした。
もし建物の中まで水が入って床上浸水になったら、翌日の掃除などが
本当に大変なのです。

慌てていたとは言え、この置き方はないですね・・・
あとで「テーブルの上にベンチを載せるのはよくないよ。」と注意しておきました・・・。



ここ数年、雨季の中でも雨が多い10月末から11月初めには
床上浸水が当たり前になってしまっていましたが、まさかこの
時期にこんなことになるとは驚きでした。

子どもたちもいつも場所で夜の自習ができず、今日は建物の
玄関の広いスペースで勉強するしかありませんでした。

これからの長い雨季を考えると、なんだか気が重くなる夜でした。

2011/06/06

ありがとうございました

昨日のTV番組をご覧下さった方々より、たくさんのメールやブログへの
コメントなどを頂いて驚いております。
励ましの言葉や、長年連絡していなかった方との再会など、本当に
ありがとうございます。

今、お返事を書かせて頂いておりますが、まずはブログにて皆様に
感謝の気持ちをお伝えしたいと思いました。


番組をご覧になって、離婚したことを知った方もいらっしゃると思います。
TVのインタビューでは少ししか映っていませんでしたが、かなり長い
インタビューの中で色々と回答させて頂いていました。

スナーダイクマエは私にとって人生になくてはならない場所になり、
きっかけは結婚でしたが、離婚するから離れると言うような場所では
もはやなくなっています。
息子の理解と協力、そして日本から支えて下さる多くの方々、スタッフや
子どもの存在があるからこそ、そう思えるのです。


ときどき自分がどこに向かっているのがわからなくなったり、どうしようも
ない孤独感と闘わねばならない時もありますが、そんなときでも必ず
支えてくれる存在があることに感謝しながら、これまで同様これからも
自分にできることを喜びに変えつつやって行きたいと思っています。

行き届かないこともたくさんある私ですが、どうかこれからもよろしく
お願い致します。

いつも皆さんに気にかけて頂き、子どもたちも私も幸せです。
ありがとうございます。

2011/06/05

TV出演のお知らせ

今年もスナーダイ・クマエがTVで紹介されることになりました。
詳細は下記の通りです。

■テレビ東京(全国ネット)
■6月5日(日)夜7時~夜9時48分
日曜ビッグバラエティ
「世界のなんともヘンピな所で頑張る日本人」
~番組内容 ~
3時間番組で、カンボジア、ミクロネシア、ネパール、
ルワンダ、カナダ、パラグアイで頑張る日本人の姿を
紹介します。


約30分ほどの出演になるそうですが、どのタイミングで
出るのかは私もわかりません(笑
カンボジアでは見ることができないので、ご覧になった方の
ご感想などもお待ちしております!

TV東京系列なのでTV大阪やTV和歌山、びわ湖放送
など関西圏でも見ることができるようです。





2011/06/02

夏に向けて

今年も日本で開催されるスナーダイ・クマエ絵画展。
子どもたちは今日も作品に取り組んでいます。

以前からブログにも書いてきましたが、カンボジアの公立校では
一般的に美術の授業がありません。
絵具の使い方も知らない子がほとんどです。
色を混ぜると新しい色ができることも、何と何を混ぜればどんな
色ができるのかも知りませんでした。


11年前に私がここに来たばかりの時、支援物資にあった絵具や
クレヨンをつかって、子どもたちに絵を描こう!と提案したことが
あります。
日本の幼稚園では絵を描くことが当たり前だし、当時カンボジアの
状況をよく知らなかった私はみんながさらさらっと描くと簡単に
思っていました。

そして子どもたちはなにを描いていいのかわからず、大きな用紙の
すみっこに小さい絵を少しなぐりがきして終わったり、最後には
紙全体を真っ黒に塗ってしまう子もいました。


ワントンはスナーダイ・クマエではまだ新入生(笑)ですが、最近
楽しい絵を描くようになってきました。
性格がどちらかというと内向きの子なので、最初は心配もありましたが
やっと子どもらしいいたずらっぽい表情を見せてくれるようになってきて
います。
写真の手元にある絵にもたくさんの色を入れているので明るい雰囲気
に仕上がりそうですね。楽しみです。
彼にとっては自分の作品が日本で展示されるのは初めての経験になり
ます。

難しいことを考えているわけではなく、子どものときに様々なことに触れ、
感じてほしいと思っています。
特に新しく入ってきた子どもがそれによって表情や態度に変化が出てくると
ほっとするのです。

2011/06/01

交換日記

最近子どもたちと始めたこと。

交換日記です。

以前から遠足や社会見学に行ったら必ず日記を書いて
スタッフや私がコメントつけていました。

それとは別に交換日記を提案したのは私です。
理由は2つ。

子どもたちの読み書きの能力が低下していると感じていたから
普段話せないことを直接私に書いてくれるかもしれないと思ったから


どうやらみんなの関心は自分の将来について、のことが多いようです。
みんな近い将来自立しなければならないことを意識しているんですね。
これもきっと卒業生たちが一生懸命仕事をしている姿をみることが
できるようになったからだと思います。

ラタナーは、登校時に交通事故を見て怖かったので、お母さんも
気をつけて下さい、と書いていました(笑
こういう何気ないこともおかあさんとしてはとてもうれしいです。

みんなとの大事なつながりの手段としてこの日記はずっと続けたいです。