2011/05/22

支援団体のご訪問

段ボール箱2つにいっぱい入ったカレールー。
その他にも日本のラーメンが4箱。

ものすごい量のお土産を持ってお越し下さったのは、兵庫県加古川市の
世界連邦運動協会加古川支部の池本様。
以前子どもたちがホームステイなどでお世話になった加古川中央ライオンズ
クラブの方もご一緒です。


2年に1度必ずご訪問下さっていますが、今年は皆様のご都合がなかなか
合わないということで池本様が代表して支援金をお届け下さいました。
(スタッフが撮った写真なので逆光の上に向きが反対ですね・笑)

こちらの団体の皆様には創立以来大変お世話になっています。
私の帰国時にも加古川に毎回ご招待頂き、子どもたちの様子などを
ご報告させて頂いています。
10年来のお付き合いさせて頂いて、皆さんにかわいがって頂いている
のです。
夏の絵画展もかかさずに皆さんでお越し下さっています。


この贈呈式のあとはみんなでカレーを作って頂きました。

いつも私たちのことを忘れずにいて下さる方がいること、これが私たちにとって
大きな励みなのです。
いつも本当にありがとうございます。

2011/05/01

みんなに助けられて

少し前ですが卒業生たちを誘って夕食に出かけました。
向かった先はナイトマーケットにあるボティアライフ。
みんな日本食が食べたいというので、7名を連れて行ってきました。

以前は卒業生と食事と言っても、2・3名だったのに今は7名。
私のお財布はきつくなりますが(笑)、卒業生たちと一緒に過ごす
時間はとても大事なのです。


去年卒業したパナーはガイド(観光ガイドはこれからですが)に
なって日本語がかなり上達していました。
同じくレストランで働くケインは、顔が以前よりもふっくらしていて
病弱だったのが嘘のようで安心しました。
サヴィーも仕事を始めるときは不安そうでしたが、だんだん慣れて
きたようで元気な表情を見せてくれました。

パナーの会社の先輩であるラーヴォは、さすがの貫録で終始
私にも気を遣ってくれてガイド歴の長さを感じさせてくれました。

ソチアとサォピーアは現在私のもとで働いてくれていますが、
身近なぶん甘えもあるのか、一番頼りなく見えたのは気のせい
でしょうか・・・(笑

近況を報告し合い、とんかつやハンバーグなどみんなの大好きな
料理を囲み、あっという間に時間が過ぎました。


今、施設にいるスレイニーはラーヴォに憧れて翻訳や通訳の
仕事がしたいと一生懸命勉強しています。
他の子どもたちも以前はなんのために勉強するのか具体的に
わかりづらかったのが、今では先輩たちの自立する姿を見ながら
将来の自分の姿を想像しているようです。

また、このメンバーのうちサォピーア、ケイン、サヴィー、パナーは
部屋を共同で借りて一緒に暮らしています。
施設で育ってすぐに一人暮らしをするよりも、まずは共同生活から
はじめ、自分の力が付いてきた頃に一人ずつ本格的に社会に出て
ゆくシステムを自分たちで作ってくれたのです。


私一人ではできないことを今は卒業生たちに助けられていると
思います。
何よりも、日々落ち込むことや考え込むことのある中でみんなと
こうして笑顔で食事をする時間を持てること、それが私の大きな
力となり、今施設にいる子どもたちに注ぐ愛情の源になっていると
思います。

また機会を見ながらみんなと会いたいです。