2010/10/29

遠足 トロペアントゥモーへ その3

やっと目的地らしき広場に到着し、車を止めました。
結局片道4時間の旅となっていました・・・。
おかれている看板とあまりに違いすぎる風景に絶句。
看板ののどかさとは裏腹に、激しい波と風が吹き荒れていました・・・。



ふと横を見ると新しく入ったピセイのカバンが開いていたので閉めてあげる
ソチア先生。
授業ではかなり厳しい顔を見せますが、こういうときは優しいのです。

予定ではとっくに到着して、ゲーム大会が終了している頃ですが、子ども
たちはおなかぺこぺこ(笑
まずはご飯を食べましょう。


今日のメニューはこれ。
指導員のサォピーアが考えたそうです。
大根とにんじんは日本のおでん風に味付け。
この前私がおでんを作っていたときに彼女にも味見してもらっていた
のですが、お弁当にも野菜を入れたいと思って見よう見まねで作ったと
聞きました。
調理中は「何作ってるの?」「それおいしいの?」と言っていた子どもたち
にも好評でした。

デットのイメージでは、もう少し水が少なくて砂浜のような場所があるはず
だったそうですが、この季節は様子が違ったようでゲーム大会は中止(笑

周辺の散策に出かけることにしました。

水を放出する装置のある場所に行ってみる子どもたち。
足元が金網なので怖くてマウちゃんは腰が引けていました(笑

その辺に生えている実をつまんで食べてみたり。

本当になにもない場所をただただ歩くだけでしたが、強風、たっぷりとした
水の風景だけで子どもたちは満足げだったので安心しました。
上の写真のようにみんなで手をつなぎ歩いたことは、大人になっても忘れない
思い出になると思います。
写真をよく見て下さい、あのタオルが大好きなソチアはタオルを首にまいて
マントにしていました。
マントがばたばた揺れるたびに子どもたちがげらげら笑っているのを見て
私も笑ってしまいました。


なんだかんだで帰りも4時間かかるかもしれないということで、2時ごろには
帰ることになりました。
村の皆さんにもっとましな道がないか訊いて、またまた出発です。

結局、朝通ったあのすごい橋を再度渡り、難関突破したところで運転を
ソチア先生と交代。
しばらく走ると今度は私の車が・・・
冷却水を送るポンプが裂けました・・・。
エンジンが熱くなりすぎて止まってしまったのです。
デットが村のお店でアロンアルファみたいなものを買ってきて、ソカーと
なにやらしていましたが20分ほどして動くようになりました。

ハプニングだらけの遠足でしたが、子どもたちは遠出しただけでうれしそう
で、子ども同士で盛り上がっていたので結果オーライということにします(笑

遠足初参加のサンおじさん、いつもはこうじゃないんですけど、おかしな
印象を植え付けてしまったのではないかと少々心配です。
また一緒に行って下さい。

結局、スイカ割り用のスイカはバンのほうに乗っていた、おなじみ食いしん坊の
サイハーとウーイが手で割って食べてしまったようです(苦笑
そして皮を窓から捨てているのをサォピーアに見つけられて、こっぴどく
叱られていました。
車の窓だけではなく、どこでもゴミを捨てないでと話していたのに・・・
サォピーアが帰宅後にほとほとこぼしていましたが、
「お母さんも私たちが子どものとき同じ気持ちだったんですね」
と話していたので、
「そう。でも子どもに対してはあきらめないで教え続けてね」
と答えました。

想像以上に過酷な(苦笑)遠足だったため、私は帰宅後そのままベッドに・・・

いつまでも語り継がれる遠足を企画してくれたデット、ありがとう(苦笑

遠足 トロペアントゥモーへ その2

いつものように施設所有のバン1台と私の車に分乗して出発!
今回はいつもお留守番の警備員サンおじさんも一緒です。
就職活動しながら孤児院のアシスタントスタッフをしているサヴィーに
留守番を任せました。

国道から途中で1本中の道に入ったのですが、まだ雨季の名残が
あって、道が水没。通行不可能ということで、村の人に教えてもらった
う回路に向かいます。

のどかな田園風景。
この辺ではすでにお米の収穫も始まっていて、通り過ぎる村々では
皆さん忙しそうに働いていました。
緑の田んぼと青い空、ときどき見えるヤシの木がいかにもカンボジアです。

気持ちよくドライブしていると、前を走るバンに異変。
車の底につけているスペアタイアが外れてぶら下がっていました。
慌ててクラクションを鳴らすと、止まりました。

すぐになおせたのですが、ちょうどいいからここで休憩。

サリーとソチアも楽しそうです。
ソチアはこのタオルをなぜが肌身離さず持っています(苦笑

しばしの休憩、そして再度出発!
と元気よく行きたいところだったのですが、またまたトラブル発生。

道が、ありませんでした(笑

村の人が作った簡易の橋を渡るように言われて、固まってしまいましたが
ここは子どもたちの遠足のため、渡りきるしかないと思い・・・

なんとか渡り切りました。
誘導してくれた警備員のサンおじさん、素晴らしかったです。ありがとう。
もうどんなところでもいけそうな気がします(笑

子どもたちは車から降りていて、この橋を徒歩横断。
ハプニングがあってもみんな楽しそう。
キャーキャー言いながら渡っていました。

予定表では2時間で到着のはずでしたが、この時点で3時間ほど経過。
少々の予定変更にはへこたれなくなっている私ですが、目的地に到着
できるのかどうか、若干の不安を隠しきれないままドライブ再開です。


30分ほど走ると見えてきました。トロペアントゥモーらしき貯水池。
ものすごい水量、波・・・
私たちの走る道の左手の風景です。

で、右手がこちら。

つまり左手にたくさん水がたまっていて、右手には田園が広がっていると
いうわけです。あの地平線まで田んぼなんですよ。すごくないですか?

ただ今の時点で見えている貯水池は、到底泳げそうにもないことだけが
気にかかります。
車内でスレイオーンが「西バライよりも大きい」とつぶやき、助手席にいた
日本語教師のソチア先生と爆笑しました。

遠足 トロペアントゥモーへ その1

今年のお盆はどこにもおでかけしなかったので、独立記念日や
元国王の誕生日で連休になる月末に遠足を計画していました。

以前は私が行き先から準備するものなどを考えて、スタッフに
伝えることが多かったのですが、今はすべてスタッフがやって
くれるようになりました。

前日に渡された予定表。

午前7時半出発、2時間で到着。
その後昼食まではゲームをして遊ぶ。
スイカ割り、ボーリング、綱引き。
昼食のあと休憩して、泳ぐ。
休憩後、帰宅。

なかなか計画的です。

トロペアントゥモーとは、「石の池」と言う意味の貯水池なので、いつも
みんなで行く「西バライ」のようなものかなとイメージしています。

バンテアイミエンチェイという隣の州にあるのですが、みんな行くのは
初めて。(私も初めてです)
頼りになるのは行ったことのあるデットだけです。

どんな遠足になるのか楽しみです。

2010/10/27

おいしかったです

今年の卒業生、ケインが働く「カフェモイモイ」

私もたまにお邪魔してお食事することがあるのですが、今日は
ケインが働く姿も見たくて行ってきました。


まだまだ接客に慣れないケインを先輩スタッフのお姉さんが
優しく指導して下さっていました。
ケインの表情も明るく、見ているとほっとします。

私がオーダーしたのは、サラダそうめん(チキン)です。
以前、在住の日本人の方にとてもおいしいと聞いていたので
今日は来る前から決めていました(笑
たくさんの野菜と、さっぱりした鶏肉、これは女性にオススメです。
たれはカンボジア風の味付けで、くだいたピーナッツが香ばしくとても
おいしくいただきました。

とにかくメニューが豊富で、カンボジア初心者でもおいしく地元の料理を
食べられること間違いなしです。

このカフェの自慢は料理だけではありません。
フロアのどこからでも見える庭。緑いっぱいで座っているだけで心が
落ち着きます。
カンボジアにお越しの際にはぜひオススメしたいお店です。


帰り際、ケインの写真も撮りました。
ユニフォームの胸に印刷されているのはカンボジア語の「モイ」、数字の1です。
モイモイ=ゆっくりゆっくり、という意味です。

先輩に指導してもらいながら、明るく働くケインを見ていると、病弱で心配だった
高校生の頃が嘘のようです。

またしばらくしたら彼女の働く姿を見に行きたいなあと思いました。

2010/10/24

アンコールワット日本語コンテスト

カンボジア国内でも日本語教育が盛んなシェムリアップの町で
初めて日本語のコンテストが開催されました。

シェムリアップで日本語教師をしている在住日本人を主に活動を
行っている、アンコールワット日本語教師会主催です。
プノンペンで開催されているスピーチコンテストとは違い、この
コンテストでは、朗読とスキット(寸劇)が課題となっています。

スナーダイクマエの先生、ソチアも教師会のメンバー。
私は日本語教師ではありませんが、メンバーに入れて頂き、微力
ながらお手伝いさせて頂きました。

会場はシェムリアップの町から少し離れた「アンコール大学」。
孤児院からは、朗読の部(9年生以下の部)にウーイとラタナーが、
そしてスキットの部には、サイハー・スレイニー・リャンサイの3名が
グループとなり出場しました。
3組とも予選を無事に通過して、出場に至りました。

出場した5名。
リハーサルを終えてリラックスした表情。

ラタナーは「浦島太郎」の朗読。

ウーイは「竹取物語」の朗読。

そして高校生の3名はスキット「会えてよかった」を発表。
このスキットは、すべてこの3名で考えたストーリーです。
内容は、小学校で同級生だったサイハーとスレイニーが高校生になって
再会、そのときスレイニーの自転車がパンクし、サイハーが助けてあげ
ながらデートの約束を取り付ける、というものでした。
リャンサイは自転車修理屋のおじさん役(笑

3組とも練習の時よりも堂々と舞台で日本語を披露していました。


結果は残念ながらいずれも優勝を逃しましたが、これまでコンテストといえば
プノンペンまで行くしかなかった私たちがこの町でこういったイベントに参加
できて本当によかったです。

私の感覚ではありますが、これまでの卒業生と比べるとやや日本語レベルの
成長が遅い今の子どもたちにとっては、スピーチと言う高度な内容を求められる
コンテストの前にまず今回のようなコンテストに出場する経験をもてることは
いいことなのではないかと思います。

また開催に向けて、何カ月も前から教師会の先生方が苦労して準備されて
いました。
そして孤児院を長年支援して下さっている、写真家・足立君江さんからは
コンテスト開催にあたり寄付金のご協力を頂きました。ありがとうございました。


そうそう、最後になりますがうちのソチア先生は翻訳・通訳と大活躍だったん
ですよ。
募集要項、告知チラシ、司会の台本などなどほとんどの翻訳を彼が務めた
のですが、本人いわく「翻訳作業が大好きなのでこれからも機会があれば
挑戦したい」とのこと。
司会の女の子と最終の打ち合わせをするソチア。
裏方に徹していました。

また来年ももっと多くの子どもたちがこのコンテストに挑戦してくれたら
いいなーと思いました。

2010/10/22

新しい仲間

今日から孤児院に新しい子どもが2名入ってきました。

ピセイとワントン

写真後ろの子どもたちを見て下さい。
すっかり歓迎ムードです。

いつも活動で連携しているCambodian Woman Crisis Center からの
要請が数ヶ月前からあったのですが、子どもたちの通うワットボー
小学校が定員オーバーで新しい生徒を受け付けられないと言われ、
通う学校がないのに孤児院にいれることができず、ずっと待っていた
のです。

やっと学校から許可が出て、孤児院にも来ることができました。

指導員のサォピーアによると、二人とも素直で指導員から聞いたことを
最初からよく守っているそうです。

ピセイは顔がピサールに似ているので最初からみんなの注目を
浴びていました。(笑

ピサール

卒業生たちと話している時、こんなことを聞きました。
みんなが初めて孤児院に来たのが7年から10年前。
あの頃は子どもたちの中に派閥があり、新しい子たちはどこに入るか
誰の子分になるかというようなややこしい関係性があったそうです。
(子どもの世界ですね・・・)
でも今は全員仲良し、そして新しい子に対しては優しく、ここでの生活
ルールなどを教えているそうです。

孤児院の子どもたちの雰囲気がずいぶん変わりました。
もうあれから10年ですから・・・

と、話す卒業生たちを見て、ちょっと笑ってしまいましたが、確かにそうだ
なあと思いました。

この二人がスナーダイクマエのカラーになじむ日もそう遠くなさそうです。

2010/10/21

おかえりー

やっと再開された学校から中学生たちが帰宅。


やっぱり制服を着て、こうして学校に行く姿はいいですね。
ほっとしました。

2010/10/20

今年の豪雨から思ったこと

昨年と同様、今年も雨季の終わりの10月に街を襲った豪雨。
孤児院でも3度の床上浸水がありました。

昨年は床が抜けおちる、台所の階段が倒壊寸前、グラウンドの
芝が全滅などなど、数えきれないほどの被害がありました。
支援者の皆様には特別に豪雨被害に対するご支援を頂き、なん
とか乗り切ることができ、翌年の豪雨を想定し、さまざまな対策を
取ることもできました。

被害の一つにみんなで植えた稲が全滅ということもあったのですが、
今年は水はけを考えたり、植える品種を選んだりしていたので
稲穂が倒れることもなく順調に育っている様子です。

スタッフの話によると、来月には収穫できるのではないかということで、
今からとても楽しみです。

お米を植えたのは去年が初めて。
それが豪雨で一粒も収穫できず悔しい思いをしただけに、今年は絶対に
お米を守るぞ!と思っていました(笑

私たちスナーダイ・クマエの歩みは、このお米の育て方と同じで、失敗を
しつつも次につなげていくという方法が多くとられているように思います。
まずはやってみる、失敗したら検証して次に備える、同じ失敗を何度も
繰り返さぬよう気をつけましょうとスタッフや子どもたちと話しながら
ゆっくりなペースでも前に進んでいけるようにと思っています。

私はよく色々な方から「よくそんなに慌てずにのんびりとやっていけるね」と
言われることが多いのですが、私もここに来たばかりのときはいつもいつも
苛立っていました。
自分の思うようにいかない、周りのペースが遅すぎる、気持ちが伝わらない。
そんなことばかりの毎日で20代半ばの自分には抱えきれない思いがあふれ
そうになっていました。

何年も何年も子どもたちの成長を目の前で見ていくようになり、自分の
考え方が少しずつ変わったように思います。

「今だけを見るのではない、先を見ながら今できることをする」

そういうふうに思えるようになったのは、子どもたちの成長過程を
ゆっくりと見せてもらってきたからだと思います。
もちろん今だって感情的になりかけることもありますが、思いとどまること
のほうが多いのです。

振り返ると、今よりもさらに未熟だったあの頃、客観的視点で物事を
とらえられずスタッフや子どもたちにも十分なことができなかったのだと
思います。
今どこまでなにができるようになったのか、自分ではなかなかわかり
ませんが、孤児院創立当初よりも子どもたちの雰囲気が穏やかになり
明るい声が聞こえる院内に落ち着きを感じるようになりました。
自分の伝えたいことがみんなに伝わり始めているという実感がでてきた
ように思います。

一人でできることは限られているけれど、私は悩んだり、つらかったり、
悲しいときにいつも励まして下さったり、温かく見守って下さる支援者の
皆さんに恵まれていたと思います。
それがなければここまでやってくることは到底出来なかったのです。


来年の雨季もまたどんな被害があるかわかりません。
でもやっぱり今年の経験を踏まえて来年に備え、被害を最小限におさえる
ことができるように考えるしかないのだろうと思っています。
歩みは遅くても、後退はせず、ゆっくりゆっくりとみんなで前に進んでいこうと
思います。

長年陰で支えて下さっている皆さんへの感謝をを忘れずに・・・。

2010/10/19

ヘアカットボランティアの皆さん・ありがとうございました!

孤児院には毎年ヘアカットボランティアの皆さんが「アンコール
小児病院」を通じて来て下さっています。

子どもたちは普段、孤児院で一番芸術家肌のサイハー(笑)に
切ってもらうことが多いのですが、日本から来て下さる美容師
さんに切ってもらうのを楽しみにしています。

今年はぎりぎりまで浸水していたので、来て頂けるかどうか不安
だったのですが、前日からは雨もなくよいお天気でほっとしました。

カンボジアの伝統舞踊練習場になっているところが美容室に
早変わり。
こちらはちびっこ軍団です。
子どもがカットしてもらっている様子って本当にかわいいですよね。

こちらはこのボランティア派遣が始まって以来ずっと孤児院にカットに
来て下さっている、仕事大好きKさんです。
実はKさん、昨年も今年も東京の絵画展に足を運んで下さり、今年は
写真でカットしてもらっているオーンの絵を購入して下さったのです。
自分が買った絵を描いた子の髪を切りたい!ということで、最初に
オーンがカットしてもらいました。
こんな形で購入者の方と子どもが出会ったのは初めてで、とても素敵な
ことだな~と思いました。

髪を切ってもらったオーン。
Kさんから、ありがとうと書かれたかわいいポストカードも頂いて、とても
喜んでいました!
Kさん、ありがとうございました。

中学生はあいにく(?)学校が再開されていたのでカットして頂くことが
できなかったのですが、それ以外の子どもとスタッフがおしゃれに変身。
途中で子どもたちと遊んでいただいたり、お話しする時間もありました。



皆さん、お疲れさまでした。
そしてありがとうございました。

2010/10/18

ようやく普通に戻りました

今朝はいいお天気で建物の中に移動させていた机やテーブルなどを
外に移す作業をしました。

お休みになっていた英語の授業も再開したようです。

自習時間も狭い室内ではなく、この通りやっと外で気持ちよく勉強できる
ようになりました。

でも子どもたちが通う学校はまだこの通りです・・・
校門の外から撮影したんですが、とても降りて撮れるような状態では
ありませんでした。


これではいつから学校が再開されるのかわかりませんね。

今年の雨は昨年ほどではありませんでしたし、孤児院の施設自体も
床上浸水はあったものの破損個所などはなく、掃除さえすればすべて
もとに戻りました。

ただ私たちの住むワットボー地区はもともと水はけの悪いところのようで
一旦水がたまってしまうと抜けるまで時間がかかってしまうのです。


子どもたちの通学路もこの通りです。

毎年この状態になるのかと思うとうんざりしてしまいます。

2010/10/15

がっかり・・・

午後からも清掃再開で、みんながんばっていました。

卒業生のケインも仕事が休みということでキッチンを掃除してくれていました。

図書室もこのとおり、なんとかきれいになりました。

外に行ってみると、サリーとピサールがなにやら見慣れない道具をつかって
水を運んできています。
これがその秘密兵器、手製の水かき?です。
水がたまりやすい場所から広場に水をかき出していくのです。
スタッフのサォピーアが「子どもたちが自分で考えました(笑)」と教えて
くれました。
やんちゃだけど賢いサリーとピサールのコンビならではです。

Tシャツやポストカードを展示する棚も泥だらけになったので洗っていました。

ここまできたところで、また雨が降り出しました・・・
せっかく掃除したり、片づけたのに・・・

棚や備品はいったん屋根のあるところに避難。

みんなもがっかり感満載で戻ってきました。

いつもなら外の広々した気持ちよい場所で勉強して、ご飯を食べているのに
今はこの建物内の階段踊り場しか場所がありません。

いつまでこの生活が続くのか、そして子どもたちの学校はいつ再開なのか・・・
あまりに続くといくらみんながどんな場所でも楽しみを見つけるとはいえ、
ストレスもたまってくると思います。

月並みですが、やはりこういうことがあると普段のなんでもない生活の
ありがたさがよくわかります。

片づけ

1度目の浸水のあと、さらに雨が降りなかなか引かなかった
水も今朝になってやっと引きました。
門を入ってすぐの広場、向こうでポンプ操作の作業をしています。

ここの作業は最年長サイハーとサライの持ち場。
スタッフのデットは卵の配達に出かけていました。
このポンプがなければ水がたまった状態がもっと続いていたと思います。

教室と食堂のフロアを掃除

室内の水をかき出す作業
2回目なのでちょっとうんざりしてますね・・・(笑

外の台所はスレイニー・カムライ・調理担当のトンで。

昼食ぎりぎりまでみんなでがんばりましたが、まだまだ室内の掃除が残って
いますので、午後も作業は続きます。

子どもたちの学校はまだ浸水したままだそうで、再開はいつになるのか
わかりません。


2日前の夜、建物の外を歩いていた私が落ちた排水口です。

ここにうっかり左足を突っ込んでしまいました・・・
そのときは写真で見えているフロアの上にまだ水がたまっている状態で、
くるぶしくらいまで水位があったと思います。
漏電が怖いので電気を切っていたこともあり、周囲は真っ暗。
びしょぬれになって部屋に戻りました・・・。