2010/11/06

掃除道具

カンボジアに住み始めた日本人が驚くことの一つとして様々な衛生観念の
違いがあると思います。

私も雑巾とふきんが同じ扱いだったり、モップを台所の流しで洗おうとする
子どもたち、そしてそれを見ても何も言わない大人に驚いたことを覚えて
います。

ねばり強く何度も何度も、口に入れるものと足のつく場所のものを同じよう
に扱ってはいけないと教えました。
ある程度清潔に保つことで防げる病気もあります。
なにもかも過度に清潔にというわけではありませんが、最低限はそうして
ほしいと思い続けていました。

今では室内用と外用にほうきなどの掃除道具も分けて使用するようになって
います。

外用の掃除道具を保管する場所は決めているのですが、そこをもっと整理
できるよう、現在就職活動中のサヴィーが改造してくれていました。
スタッフに頼まれたの?と訊くと、「いいえ、僕自分で考えました。」と
にこにこしながら答えるサヴィー。

自分もここで暮らしてきて、使い勝手の悪い場所などはよーくわかって
いるんでしょうね。
それを自主的に変えようとしているのを見てうれしくなりました。

サヴィーは現在、半日だけ施設でアシスタントしてアルバイトしています。
就職難のこの町でいつ仕事が見つかるかわかりませんが、やはり一度
外の世界でもまれて強くなってほしいと思っています。


後日、この場所がどう変わったかまたご報告したいと思います。

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