2010/09/24

新学期を控えて

カンボジアの新学期は9月末に始まります。
長い夏休み(ずっと夏ですが・・・笑)が終わり、いよいよ来週から
学校が再開となります。

そんなこの時期、新しい制服やカバンなどが必要に応じて子ども
たちに配布されます。


ここでは男子に制服を渡していました。
右から二番目のチョムランは、今度6年生になります。
勉強が苦手なことと、不幸にもカンボジアの小学校には留年の制度が
あったため(笑)6年生になるのに9年もかかってしまった彼。
私にとってはいつまでもちびっこグループだったのですが、いつの間にか
身長も高くなり、声変わりまでしていました。
今年は留年せずに来年めでたく中学入学、となってほしいものです。

事前にスタッフより必要な物品数を聞いていたのですが、その際に話した
ことは、渡すときに必ず大事に使うように子どもたちに指導するということ
でした。
ないと言えばすぐにもらえる、という環境はここでは作るつもりはありません。
新しいものをもらったときの喜び、その気持ちを忘れずにどんなものでも
大切にできる子たちになってほしいと思っています。


新しい文房具、制服、カバンなどをもらってみんなうれしそうでした。

こうして毎年子どもたちが必要なものをそろえて学校に行けるのも、
支援をしてくださる皆様がいらっしゃるからです。
直接子どもたちから「ありがとうございます」と言われるのは、私ですが
子どもたちの感謝の気持ちをこのブログを通じて、皆さんにもお伝え
できればと思っています。

いつもご支援ありがとうございます。

4 件のコメント:

  1. 新学期が始まるってこんなかんじだったのかな。
    子どもたちのうきうきした嬉しそうな顔をみて思いました。

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  2. naokoさま

    私は夏休み終わるのが嫌でしょうがなかったので(笑)
    こんな笑顔じゃなかったと思います・・・。

    このうれしそうな笑顔を見てもらいたかったんですよ。
    みんな素直です。

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  3. みんな嬉しそうですね。
    新しいカバン新しい教科書の匂い。
    胸をワクワクさせていたあの頃を思い出してしまいました。
    モノを大切にする事はモノを作った人、モノを届けてくれた
    人、そうした人々を支えた人々を大切にすることでもあり、
    感謝の気持ちを忘れないスナーダイクマエの素晴らしい
    教育の一つだと思いました。

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  4. 宮沢様

    物がないところから来た子どもたちが、嫌な変わり方をしてほしくない、といつも思っています。
    思い返せば自分が指導していることは自分の両親から教わったことが多く、それを考えると今いかに子どもたちに教えておくことが大切かを実感します。

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